この記事では、「所感」と「考察」の違いを分かりやすく説明していきます。
「所感」とは?
「所感」の意味と使い方について紹介します。
「所感」の意味
「所感」は「しょかん」と読みます。
意味は「ものごとに接して心に感じたこと」「仏教用語で善悪の行為がもたらすもの」になります。
「所感」の使い方
「所感」は名詞として「所感を述べる・述べた」の様に、独立して使われます。
何かに対して影響を受けて、心に感じたことを言います。
ただ「おもしろかった」「つまらなかった」など漠然とした感情ではなく、そのことからどの様なことを発見したのかという、「気付き」を表す言葉です。
「所感」はビジネスでも使われる言葉で、研修や出張などでレポートを作成する際に、自分の「所感」を書いて提出することがあります。
ビジネス目的ですので、単なる感想ではなく反省点や改善点など、発展的な内容が求められます。
「考察」とは?
「考察」の意味と使い方について紹介します。
「考察」の意味
「考察」は「こうさつ」と読みます。
意味は「ものごとを明らかにする為に、深く調べて色々と推し測ること」になります。
「考察」の使い方
「考察」は名詞で、助動詞を伴って「考察する・した」と使います。
何かに対して事実やデータなどの情報を集めて、分析したり自分で色々と推測することを言います。
基本的な事実があり、それに基づいて自分の意見をまとめて結論を出すことであり、単なる「感想」や「気付いたこと」ではないのです。
具体的には、ネット上で人気の連載マンガやアニメについて、今迄の流れに基づいて次回の展開を予測することなどを言います。
「所感」と「考察」の違い!
「所感」は「感じたことによる気付きを表すこと」です。
「考察」は「事実に基づいて自分で分析して結論を出すこと」です。
まとめ
今回は「所感」と「考察」の違いをお伝えしました。
「所感は気づき」と「考察は分析した結果」と覚えておきましょう。