この記事では、「実食」と「試食」の違いを分かりやすく説明していきます。
「実食」とは?
品物に対する代金を出して実際に食べることです。
無料で食べさせてもらうことではありません。
飲食店に行ったときには、料金を支払って食べます。
慈善活動ではないので、無料では食べさせてくれません。
料金を支払って食べていますが、普通の店に普通に行って食べることをこの言葉は指しているのではありません。
この言葉が指す食べものは、有名だったり評判だったりする店のもの、レポートするなどのためのもの、新商品などです。
ある店では、何種類ものバームクーヘンを販売しています。
どれが一番おいしいのかをレポートするために、料金を支払って購入をして実際に食べてみました。
店側が無料で提供してくれているのではありません。
チョコレートがけのもの、イチゴ味のもの、紅茶味のものなど、いろいろと買って食べてみました。
このように、品物に対する代金を出して、実際に食べることを意味する言葉です。
食べものを食べているところを頭の中で想像することはできます。
しかし、これは実際に口にはしていないので、この言葉が意味するものではありません。
「実食」の使い方
有名だったり評判だったりする店の料理、新商品などを、代金を支払って自分のものにして実際に食べることを指して使用をします。
日常の中で普通の飲食店に行って食べることには、あまり使用しません。
「試食」とは?
どうであるかを確かめるために食べることです。
店でただでくれて行うことがあります。
店で新しく出すカレーを作っています。
スパイスを自分で調合して作る本格的なものです。
いろいろなスパイスを組み合わせてカレーがほぼ完成したところで、どんな味になったのか確かめるために、お客さんにほんの少し無料で出して食べてもらいました。
あまりおいしくなかったらスパイスを足す必要があるため、確かめるために食べるのです。
ご飯を用意して本格的に食べるのではありません。
「試食」の使い方
どうであるかを確かめるために食べることを指して使用をします。
「実食」と「試食」の違い
料金を支払っているか、いないかという点が大きな違いです。
前者は料金を支払います。
後者は食べるものの代金を支払わずに行うことができます。
「実食」の例文
・『チョコレート6種を実食』
・『プロに実食をしてもらう』
・『実食をして評価をする』
・『話題のハンバーガーを実食する』
「試食」の例文
・『試食をさせてもらう』
・『新しいメニューを試食してもらう』
・『味噌汁の試食をする』
・『試食したらまずかった』
まとめ
食べるという点では同じですが、同じことではありません。
一方は料金を支払って食べており、もう一方は料金を支払わずに食べる場合があります。
また、実際に食べるという意味なのか、試しに食べるという意味なのかという点にも違いがあります。