「幅広い」と「大幅」は似たような意味をイメージさせる混同しやすい言葉ですが、「幅広い」と「大幅」の意味・使い方の違いを正しく理解できているでしょうか?
この記事では、「幅広い」と「大幅」の意味の違いを分かりやすく説明していきます。
「幅広い」とは?
「幅広い」の表現は、「縦横の長さにおいて、横の幅が広いこと」や「範囲が広いこと」を意味しています。
「幅広い」の使い方は「幅広い道路を進んでいきました」のように、「横幅が広い場合」に使うことができます。
また「先生は幅広い知識を持っています」のように、「そこに含まれる範囲が広い時」にも使用することが可能です。
「大幅」とは?
「大幅」という表現は、「平均的(一般的)なものよりも幅が広いこと」や「数量・価格などの変化する幅(変化する量)が大きいこと」を意味しています。
「大幅」の使い方は「大幅に給料がアップしました」のように、「数量・価格などの変化する割合が大きい場合」に使うことができます。
「大幅な用紙を使ってください」のように、「普通より幅が広いこと」を指して使う使い方もあります。
「幅広い」と「大幅」の違い!
「幅広い」と「大幅」の違いを、分かりやすく解説します。
「幅広い」という言葉は「縦と横の長さがある場合に、横の幅が広いこと」を意味していますが、「大幅」にも「普通のものより横幅が広いさま」という類似の意味合いがあります。
しかし、「幅広い」と「大幅」を比べた時に、「ある物事に含む範囲が広いこと」という意味は「幅広い」にしかない違いがあります。
例えば、「幅広い分野に詳しい人物」とはいえますが、「大幅な分野に詳しい人物」という言い方はできないのです。
さらに「大幅」という言葉には、「幅広い」にはない「数量・価格などの変化する幅(変化量)が大きいこと」という意味があります。
例えば、「大幅な値上げをしました」という表現をすることはできますが、「幅広い値上げをしました」という表現は通常することができないという違いを指摘できるのです。
まとめ
「幅広い」と「大幅」の意味の違いを分かりやすく説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「幅広い」というのは、「縦と横の長さがある時、横の幅が広いこと」や「含まれる範囲が広いこと」を意味しています。
それに対して、「大幅」という言葉は「平均的なものよりも幅が広いこと」や「数量・価格などの変化する割合が大きいこと」の意味合いを持っています。
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