この記事では、「大関」と「横綱」の違いを分かりやすく説明していきます。
「大関」とは?
「大関」とは、大相撲の番付で、「三役」と呼ばれる地位の筆頭に当たります。
大相撲の番付は、階級別に下から序の口、序二段、三段目、幕下、幕内と5つに分かれており、「大関」は、一番上の幕内の中でも上から2番目の番付になります。
この1つ下の「関脇」までは、勝ち越すことで昇進できますが、「大関」になるには、幕内で直近の三場所の成績が合計33勝(最後の場所は「関脇」であることが条件になります)が目安とされています。
成績によって自動的に昇進する訳ではなく、そのような成績をあげることで推挙されます。
「横綱」とは?
「横綱」は、先の「大関」の上になる大相撲での最高の番付になります。
「三役」には入らず、その上という特別な地位になり、この「横綱」だけは、休場や負け越しが続いても降格することはありません(「大関」は、2場所連続で休場や負け越しがあると、「関脇」に降格します)。
「横綱」に昇進するには、「大関」の地位において、二場所連続で優勝、もしくは準優勝することが条件とされており、それによる推挙で決定します。
2020年6月現在、これまでに72人の力士がこの最高の地位まで昇進しています。
「大関」と「横綱」の違い
「大関」と「横綱」の違いを、分かりやすく解説します。
これらは、「大関」の上に「横綱」という番付があるという関係にあります。
幕内における「三役」とは、「小結」、「関脇」、「大関」であり、「横綱」は、その更に上という地位で、名実ともに大相撲の最高位になります。
「横綱」だけは、負け越しなどによる降格がありませんが、あまり不甲斐ない成績が続くと、引退勧告を受けてしまい、一度降格してやり直すといったことは一切できない特別な立場です。
まとめ
「大関」と「横綱」は、このように異なります。
この「大関」や「横綱」は、共に勝ち越しているだけでは昇進できない特別な地位になり、その中でも「横綱」は、別格の最高位になります。