「アベック」と「カップル」の違いとは?分かりやすく解釈

「アベック」と「カップル」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「アベック」「カップル」の違いを分かりやすく説明していきます。

「アベック」とは?

「アベック」とは?

「アベック」とは、フランス語の“avec”を語源とする言葉です。

「アベック」という言葉は「男女の二人連れ・恋愛関係にあると思われる(仲の良い)二人の男女」を意味していますが、1980~1990年代以降はほぼ死語化しています。

「アベック」は大正時代末期に日本に和製仏語として入ってきた言葉ですが、1960~1980年代においてよく使われましたが、バブル崩壊前後から死語になっています。

「アベック」は元々「~と共に」を意味する英語の“with”に相当する言葉で、「二人(二つのもの)が行動を共にすること」という意味合いも持っています。

「カップル」とは?

「カップル」とは?

「カップル」とは、英語の“couple”を語源とする言葉です。

「カップル」という表現は、「恋人関係・夫婦関係にある二人の男女(ひと組の男女)」を意味しています。

「カップル」は元々「二つのもの(二人)がワンセットとして組み合わされていること」を意味する言葉で、「一対・ひと組」という意味合いを示しています。

1990年代以降の現代の日本では、「恋人の二人」のことを「アベック」ではなく「カップル」と呼ぶ人が多くなっています。

「アベック」と「カップル」の違い!

「アベック」と「カップル」の違い!

「アベック」「カップル」の違いを、分かりやすく解説します。

「アベック」「カップル」「仲の良いひと組の男女」を意味する点では同じですが、「アベック」「フランス語」に由来していて「カップル」「英語」に由来しています。

「カップル」は現代でも「恋愛関係・夫婦関係にある二人の男女」という意味で一般的に使われる言葉ですが、「アベック」は1990年代以降は死語化していて特に若者の間ではまったく使われていない違いがあります。

また「カップル」という場合は「夫婦関係にある男女二人」のことも意味しますが、「アベック」は基本的に「夫婦の二人」ではなく「恋人同士の二人(仲の良い男女の二人連れ)」を意味して使うという違いも指摘できます。

まとめ

まとめ

「アベック」「カップル」の意味の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「アベック」というフランス語を語源とする表現は、「恋人の二人・男女の二人連れ」を意味していますが、現在では死語になっていて特に若い世代では使われていません。

「カップル」という英語を語源とする言葉は、「恋人や夫婦の二人・一対や一組」の意味を持っています。

「アベック」「カップル」の意味の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。