この記事では、「ヴィンテージ」と「アンティーク」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ヴィンテージ」とは?
「ヴィンテージ」の意味と概要について紹介します。
「ヴィンテージ」の意味
「ヴィンテージ」の意味は、「ブドウの収穫年のこと」「良質のブドウが収穫された年に製造された高級なぶどう酒のこと」「年式や型の古い機械製品」になります。
「ヴィンテージ」の概要
「ヴィンテージ」は英語で“vintage”と表記します。
“age”は日本語で「年齢」のことであり、「ヴィンテージ」とはワインの「収穫年」を表す言葉でした。
ワインは天候に左右され易く、当たり年に作られたワインは高級とされ「ヴィンテージワイン」と呼ばれるのです。
収穫年を表記して「何年もの」と呼ぶのはこの為です。
ここから転じて、一般的に「古くても希少価値が高いもの」に対しても使われる様になりました。
長い年月使い込むことで価値が出てくるものに使われ、「楽器」や「ジーンズ」などにも使われています。
基本的に、10年から100年位まで時間が経過して、良さが引き立つ様になったものを表す言葉です。
「アンティーク」とは?
「アンティーク」の意味と概要について紹介します。
「アンティーク」の意味
「アンティーク」の意味は「古美術・骨董品」「年代を経て品が出ること」になります。
「アンティーク」の概要
「アンティーク」は、英語で“antique”と表記され、ラテン語で「古い」という意味の「アンティクウス」が語源です。
とにかく古くて価値のあるものに対して使われるのですが、アメリカの関税法では「製造されてから100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品」と定義されていて、WTO(世界貿易機関)でも同じ見解を示しています。
日本では「家具」や「インテリア雑貨」などに使われ、その様な商品を取り扱っているお店は「アンティークショップ」と呼ばれます。
「ヴィンテージ」と「アンティーク」の違い!
「ヴィンテージ」は、「元々はワインの収穫年のことであり、古くて価値が高いもの」のことです。
「アンティーク」は、「収集価値のある骨董品や美術品」のことです。
まとめ
今回は「ヴィンテージ」と「アンティーク」の違いをお伝えしました。
「使いこなして価値が出るもの」が「ヴィンテージ」、「置いておくだけで価値が出た骨董品や美術品」が「アンティーク」と覚えておきましょう。