この記事では、Windowsの「サービス」と「プロセス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「サービス」とは?
「サービス」とは、Windowsのバックグラウンドで動くプログラムのことです。
表面上には出ないものがほとんどですが、ネット通信に必要になるプロトコルだったり、特定のアプリケーションのアップデートの管理を行うなど、Windows上での作業に欠かせないものから、起動させておくと便利なものまで様々です。
例として、TCP/IP(インターネットプロトコル)を確立させる為のプログラムは、これが「サービス」として起動していないとインターネットに接続することはできません。
このような、通常の作業にまず必要となるものは、Windowsの起動と同時に「サービス」としてバックグラウンドで自動的に実行されています。
「プロセス」とは?
「プロセス」とは、Windows上で起動しているプログラムを指します。
こちらは表面上に出ているものから、バックグラウンドで動作しているものまで含まれ、インターネットを利用していれば、閲覧用のブラウザソフトもこの「プロセス」となります。
「サービス」に該当するものは含まず、その違いは、スケジューリングがされているかどうかです。
「サービス」に当たるプログラムは、それぞれ実行のタイミングがスケジュールによって決まっています。
「プロセス」になるプログラムは、Windowsの起動時に実行されるものと、先のフラウザのように、ユーザーが任意に実行させることができるものに分かれます。
「サービス」と「プロセス」の違い
「サービス」と「プロセス」の違いを、分かりやすく解説します。
これらは、どちらもWindowsの動作に必要になるプログラムですが、「サービス」に当たるものは、一度実行されるとそのままメモリ内に常駐し続けるのに対し、「プロセス」となるプログラムは、不要となれば終了させることができます。
ユーザーが実行する各種のアプリケーションがその例になり、そのように自由に実行、及び終了(メモリからの消去)が可能なものも多いですが、「プロセス」になるもののように、無闇に終了させてはいけないもの(Windowsの動作に深く関わっているもの)も少なからず存在します。
まとめ
「サービス」と「プロセス」は、このように異なります。
バックグラウンドで動くプログラムは、よほど詳しい人でないと、どちらに該当するか分からないものがありますが、Windowsを普通に使う分には特に気にする必要はありません。