この「塩」と「食塩」には、微妙な解釈の違いがあります。
「塩」と「食塩」の違い
「塩」と「食塩」という言葉は、一般には同じだと考えても間違いではないものの、「食塩」の方が意味が狭い言葉になります。
「塩」は海水を天日干しした「天然塩」や、岩石から採取した「岩塩」なども含んだ「塩」と呼ばれるものの総称として使う言葉なのに対し、「食塩」は「塩化ナトリウム」という物質が「塩」と表現される時に使われています。
一般的なパッケージで発売されている食用の「塩」は、ほとんどが「食塩」に当たり、高級なものに先の「天然塩」や「岩塩」があると考えると分かりやすいでしょう。
「塩」と「食塩」の味の違い
「塩」の中に「食塩」があるという解釈になる為、その食塩以外の塩には天然で採取したものならではの味があると言われています。
それは、成分として「塩化ナトリウム」以外の天然のミネラルが豊富に含まれているからで、化学的に「塩化ナトリウム」だけで作られた「食塩」では出すことができない味だと言えるでしょう。
まとめ
「塩」の中の1つが「食塩」だという解釈でいいでしょう。
成分的にそれほど変わる訳ではないものの、天然由来の塩には色が付いている場合があり、それを料理の彩りとして用いることもあります。