この記事では、「伊勢海老」と「ロブスター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「伊勢海老」とは?
十脚目イセエビ科の甲殻類です。
体長は20~30cmほど、体重は2. 3kgほどです。
体形は円筒形で、頭部には触覚が生えています。
触角は太く、第二触覚には発音器があります。
ハサミを持っており、その大きさはメスよりオスの方が大きいです。
主な産地は千葉県、三重県、神奈川県などです。
産地によって旬が異なりますが、千葉県の房総半島では8月から翌年の4月ころ間で水揚げされています。
三重県では10月から翌年の4月ころまです。
漁をしてよい時期が決められており、地域によって異なりますが4月や5月ころから8月や9月ころまでは禁漁期です。
食用にされており、食材としては高級とされています。
「伊勢海老」を丸ごと味わうなら、そのまま焼くのがよいでしょう。
オーブンで10~15分焼けば出来上がります。
電子レンジで調理をすると簡単です。
新鮮なものが手に入ったのなら刺し身を楽しむことができます。
質の良いものは身がぷりぷりとしています。
蒸し調理をすると殻の色が赤く鮮やかになります。
そのままの姿で出すために見た目を気にするとき、蒸す調理が向いています。
味噌汁にもされます。
出汁がでてこの方法で食べるのが一番おいしいという人もいます。
「伊勢海老」の使い方
十脚目イセエビ科の甲殻類を指して使用する言葉です。
「ロブスター」とは?
アカザエビ科の甲殻類です。
体長は50cmほどあり、大きなハサミを持っていることが特徴です。
日本に入ってきているものは輸入しているもので、アメリカ、カナダ、ヨーロッパなどのものがあります。
食用とされており、さまざまな食べ方があります。
まず、手に入れる方法ですが、輸入されているものなので日本で自分で捕まえることはできません。
スーパーや通販などで購入が可能です。
大きなハサミは、包丁やキッチンバサミで切ります。
「ロブスター」の味そのものを味わいたいならボイルしたり、焼いたりするのがよいでしょう。
ボイルする場合、長時間加熱をしていると身がパサパサになってしまいます。
大きさにもよりますが、加熱時間は15分程度までにします。
蒸し調理をして食べることもあります。
湯の中で加熱をすると、湯にうまみが若干逃げてしまいますが、蒸す調理はボイルに比べてうまみが逃げず、甘味を感じられます。
そのままでも十分においしく食べられますが、塩、バター、マヨネーズなどをつけると、また違った味を楽しめます。
その他に、パエリアやパスタなどにも使われます。
「ロブスター」の使い方
アカザエビ科の甲殻類を指して使用する言葉です。
「伊勢海老」と「ロブスター」の違い
甲殻類という点では同じですが、科が違います。
前者はイセエビ科、後者はアカザエビ科です。
まとめ
甲殻類で見た目が似ている2つの生物ですが、それぞれが属する科に違いがあります。