和食の代表的な漬物として、「梅漬け」や「梅干し」があります。
この記事では、「梅漬け」と「梅干し」の違いを分かりやすく説明していきます。
「梅漬け」とは?
「梅漬け」とは、梅の実を塩漬けにし、天日で干さずに赤紫蘇を入れて漬けた漬物のことを指します。
天日で干さないことで、梅の実の硬さが残っているのが「梅漬け」の特徴です。
「梅漬け」を使った例文をいくつかご紹介します。
『我が家では毎年、梅干しではなく、梅漬けを作っています』、『梅漬けはカリカリとした食感があり、私はそこが好きで気に入っています』、『年齢を重ねるごとに、塩分が気になるようになってきたので、以前よりも梅漬けを食べなくなりました』、『例年のように、天日干しをする場所と時間がないので、今年は梅漬けを作ろうと思います』、『梅漬けの塩分を控えるために、ホワイトリカーを多めに入れることにしました』
「梅干し」とは?
「梅干し」とは、梅の実を塩漬けにした後、天日で干し、赤紫蘇の葉を加えて漬けた漬物のことを言います。
天日で干すことで、梅の実が柔らかくなります。
「梅干し」を用いた例文をいくつか挙げてみます。
『減塩梅干しは塩分の量を減らしている漬物のことです』、『梅干しの酸味はクエン酸によるものです』、『夏場のお弁当には梅干しが欠かせません』、『私は梅干しの入ったおにぎりが一番好きです』、『昔に比べると、梅干しを漬ける家庭は少なくなりました』
「梅漬け」と「梅干し」の違い
「梅漬け」と「梅干し」の違いを、分かりやすく解説します。
「梅漬け」とは、梅の実を塩漬けにし、天日で干さずに赤紫蘇を入れて漬けた漬物のことを言います。
一方、「梅干し」は梅の実を塩漬けにした後、天日で干し、赤紫蘇の葉を加えて漬けた漬物のことです。
梅の実を天日で干さないのが「梅漬け」で、干したものが「梅干し」となり、この点が異なります。
まとめ
梅は中国から日本へ渡ってきたものと言われています。
梅は当初、薬や菓子、または果物として利用されていたようです。
その後、漬物が作られるようになりました。
「梅漬け」や「梅干し」は和食の定番ですし、日本を代表する漬物と言っても良いでしょう。
また、漬物は発酵食品で、腸内環境に良い影響を与えてくれます。
腸内環境を整えることは健康な身体を維持していくためにも必要なことです。
さらに、「梅漬け」や「梅干し」はクエン酸が含まれており、これにより強い殺菌効果があり、食中毒の予防に効果が期待できます。
昔からお弁当のご飯やおにぎりに梅干を入れるのも、このような効果があるからです。
「梅漬け」や「梅干し」を漬けるとできるのが梅酢です。
他のお酢のように、調味料としても使うことができて便利です。
家庭で「梅漬け」や「梅干し」を作るのは手間が要りますが、自家製ならではの味を楽しむことができます。
初夏は梅仕事の季節です。
今まで市販の漬物を利用していた人も、家時間を利用して、たまには「梅漬け」や「梅干し」作りにチャレンジしてみるのも良いかもしれません。