この記事では、「おにぎり」と「おむすび」の違いを分かりやすく説明していきます。
「おにぎり」とは?
「おにぎり」の意味と概要について紹介します。
「おにぎり」の意味
「おにぎり」は「お握り」とも書きます。
意味は、「ご飯を塩や水で手の平程度の大きさに固めて、持ち歩ける様にしたもの」になります。
「おにぎり」の概要
「おにぎり」は、文字通りご飯を握って作ったことから名づけられています。
その歴史は非常に古く、弥生時代に人々は既に米を握って食べていたと言われ、遺跡から発見されたお米の塊の中には、人の手で握った跡がついているものもあります。
平安時代になると、貴族が宴会で従者に振る舞ったり、神への捧げものとして握ったご飯が使われる様になりました。
そして江戸時代に海苔の養殖が進み、ご飯の表面を海苔で巻くことでより扱い易くなることから庶民の間に広まり、「おにぎり」と呼ばれる様になったのです。
「おむすび」とは?
「おむすび」の意味と概要について紹介します。
「おむすび」の意味
「おむすび」は「お結び」とも書きます。
意味は、こちらも「ご飯を塩や水で手の平程度の大きさに固めて、持ち歩ける様にしたもの」になります。
「おむすび」の概要
「おむすび」は、基本的に「おにぎり」と同じものです。
「おむすび」と呼ばれる理由として、「古事記」に登場する「むすびの神」に由来していると言われます。
「むすびの神」は、「万物の産みの神」であり、当時はお米が貴重であったことから「神が宿っている」とされ、「米を結ぶ=良い運を取りこむ」という意味で、「おむすび」と呼ばれる様になりました。
「おにぎり」と「おむすび」の違い!
「おにぎり」と「おむすび」は、基本的に同じものです。
「おにぎり」は、「ご飯を握ったもの」が由来です。
「おむすび」は、「神の恵みである米を結ぶ」が由来です。
まとめ
今回は「おにぎり」と「おむすび」の違いをお伝えしました。
どちらも同じものであり、名前の由来が幾つかあると覚えておきましょう。