この記事では、「ケトル」と「やかん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ケトル」とは?
「ケトル」とは、英語では“kettle”と表現し、日本語では以下で説明する「やかん」に相当します。
よって、そちらと同じ意味だと言ってしまえばそれまでですが、「ケトル」とカタカナ語で使われる時には、「電気ケトル」のことだと考えていいでしょう。
この「電気ケトル」とは、電気によってお湯を沸かすことができるポットのようなものです。
このように書くと、一般的な「電気ポット」と同じだと思ってしまうかも知れませんが、「電気ケトル」の特徴は、水からお湯に沸かすのがとても早く、その代わりに保温機能が無いという点です。
「やかん」とは?
「やかん」は、その中に水を入れ、火にかけることでお湯が沸かせます。
また、液体の持ち運びや一時的な保管に使われることもあり、日本では昔からメジャーな存在となっています。
機械的な要素が何もない為、火にかけないとお湯を沸かすことができませんが、IHに対応したものは、そちらによって電気的な利用も可能となっています(IHと兼用、IH専用のものがあります)。
「ケトル」と「やかん」の違い
「ケトル」と「やかん」の違いを、分かりやすく解説します。
「ケトル」は、本来の意味では「やかん」そのもののことですが、カタカナ語では、「電気ケトル」のことと使われることがほとんどとなっています。
先のように、電気ポットより早くお湯が沸かせる半面、保温機能が付いていない為、忙しい朝にコーヒーにして数杯分程度だけでいいので、すぐにお湯が欲しいといった用途に向いています。
「やかん」は、基本的には火にかけて使いますが、近年では、電気を使ったガスコンロ代わりのIHに対応しているものも登場しています。
IHは、ガスは使用せずに電気で「火にかける」と同様のことが行える調理器具で、火事になる危険性がガスコンロと比較して格段に低い為、新築住宅だけでなく、従来のガスコンロからリプレイスして使われるケースも多いです。
まとめ
「ケトル」と「やかん」は、このように異なります。
「ケトル」と言えば、普通は「電気ケトル」のことを指して使っていると考えていいでしょう。