この記事では、芸人の「師匠」と「兄さん」の違いを分かりやすく説明していきます。
芸人の「師匠」とは?
芸人の「師匠」の意味と概要について紹介します。
芸人の「師匠」の意味
芸人の「師匠」は「ししょう」と読みます。
意味は「弟子を持っている、或いは芸歴の長い芸人のこと」になります。
芸人の「師匠」の概要
芸人の「師匠」は、基本的に弟子を持っている芸人に対して使われますが、芸歴の長い芸人に対しても使われ、年齢ではなく、芸歴の長い人のことを言います。
「師匠」は元々落語界で使われていた言葉で、厳しい上下関係を表す言葉です。
落語家にはランクがあり、ランクを上げる為には上のランクの人に弟子入りする必要があります。
弟子は師事する人のことを「師匠」と呼び、下働きなどをして修行をするのです。
また、弟子が教えに背いたりした時には、「師匠」はデシを破門にできて、弟子は事実上落語界から追放されてしまうのです。
このシステムがお笑い界にも伝わり、「師匠」と使われる様になっています。
芸人の「兄さん」とは?
芸人の「兄さん」の意味と概要について紹介します。
芸人の「兄さん」の意味
芸人の「兄さん」は、「弟子を持たない芸人、或いは先輩でも芸歴が短い芸人のこと」という意味です。
芸人の「兄さん」の概要
芸人の「兄さん」は、弟子を持たない芸人で、自分よりも年上であっても芸歴が短い人、又は自分より年下であっても芸歴が長い人に対して使われる言葉です。
つまり、自分を基準に芸歴が「長い・短い」で判断することになります。
また、1度使った敬称は途中では変えられず、「兄さん」が弟子を持ったとしても「師匠」にはなりません。
ただし、芸能界ではベテランのピン芸人のことを「兄さん・姉さん」と呼ぶこともあります。
芸人の「師匠」と「兄さん」の違い!
「師匠」は「弟子を持つ芸人、又は芸歴の長い先輩芸人のこと」です。
「兄さん」は「弟子を持たない芸人、または先輩で芸歴が短い芸人のこと」です。
まとめ
今回は芸人の「師匠」と「兄さん」の違いをお伝えしました。
「師匠は弟子のいる芸人」、「兄さんは弟子のいない芸人」と覚えておきましょう。