皆さんは「誠実」「実直」という言葉を耳にしたことは何度もあることでしょう。
しかし、これらの意味をご存知でしょうか?そこでこの記事では、「誠実」と「実直」の違いを分かりやすく説明していきます。
「誠実」とは?
「誠実」は「せいじつ」という読み方をします。
意味は「真心があって偽りがなく真面目なこと」「そのようなさま」といったことを指してます。
この「誠実」ば性格の人は、「真面目に人と向き合って誠心誠意を込めて接する姿や姿勢・様子のこと」であるために年齢・性別など人にまつわる要素を一切意識することなく、どんな相手に対しても同じように対応・接することをしてます。
「実直」とは?
「実直」は「じっちょく」という読み方になるのですが、「誠実で正直なこと」「誠実でかげひなたのないこと」「律儀」という意味を持っている言葉です。
「誠実」と「実直」の違い
では、ここで「誠実」と「実直」の違いを見ていくことにしましょう。
「実直」は「裏表やかげひなたのない人」のことを指しており、「人に見られている時だけでなく、見られていないところでも態度が変わらず真面目で誠実な人」のことを言っていいます。
そのために「真面目・誠実・裏表がない」という良い印象を与えるのです。
一方の「誠実」は「真面目に人と向き合って誠心誠意を込めて接する姿や姿勢・様子のこと」であり、「性格」「言動」の両方で使われているのでシチュエーションに限定されることなく当てはまる点が特徴と言えます。
「誠実」の例文
では、「誠実」ではどのような例文があるか見ていきましょう。
具体的には次のようなものがあります。
・『彼はどんなお客様に対しても誠実な対応をしていたために、多くの人たちの信頼を得たんだ。あの姿勢なら誰でも好意を持って不思議ではないよ。山下君とは雲泥の差だね』
・『木下さんはとても誠実な性格だから誰からも好かれているんだよね。この前だって会社のトイレを掃除してくれている人にも感謝の言葉を言っていたから、本当にいい性格をしているんだ。僕から見てもいいヤツだと思うな』
「実直」の例文
続いて「実直」の例文を見ていきましょう。
以下のようなものがあります。
・『佐藤君の実直な人柄に惹かれたのは、君だけじゃないよ。僕もそうだし部長だって彼のことを良く思っているね。だから彼に今回の仕事をお願いすることになったんだよ。それに比べて山下の姿勢は感心しないよ』
・『あいつって本当に実直だから、結構疲れることもあるんじゃないかな。あんまり根詰めると息切れするんじゃないかな。だから言ってやったよ。たまには息抜きしろよってね』
まとめ
ここまで「誠実」と「実直」の意味や違いを見ていきました。
この2つの言葉が当てはまる人があなたの周りにもいないでしょうか?性格が真面目だけに多くの人たちに慕われているに違いありません。
できれば、私たちもそのように呼ばれるように心がけていきたいものです。