この記事では、「研究職」と「開発職」の違いを分かりやすく説明していきます。
「研究職」とは?
「研究職」は、「研究」が仕事になる職種です。
つまり、実際に製品を開発する訳ではないものの、それに大いに役に立つ技術などが、この「研究」から生まれることになります。
例えば、自動車のハイブリッド技術も、度重なる「研究」によって生まれたものです。
それ無くして、市販車に普通にそれが搭載される現在は無かったでしょう。
尚、どれだけ「研究」しても、その技術などが実用に至らない場合も普通にある為、いつも報われるとは限りませんが、それでも日々「研究」を続けるのが「研究職」です。
「開発職」とは?
「開発職」は、実際に製品となるものの設計や製作を行う職種だと考えてください。
物によっては、この「開発職」が形にした後に、「生産部門」などが完成品とする場合もありますが、肝心な部分は「開発職」によって行われるのが通常です。
この「開発職」が自らアイデアを出し、「開発」が進むこともありますが、先の「研究職」の「研究」の成果から行われる場合も多く、それが実際に製品に使えるかといったことなどで連携が行われる場合も多々あります。
「研究職」と「開発職」の違い
「研究職」と「開発職」の違いを、分かりやすく解説します。
「研究職」は、テーマに沿った「研究」が仕事となり、「開発職」がその「研究」の成果を製品にうまく応用するという関係になります。
「開発」は、必ずその「研究」が元になるという訳ではありませんが、「研究」がうまくいかないと、「開発」にこぎつけることができない場合もあります。
その為、この2つが存在する企業では、密接に連携していることが多く、「研究職」の成果が製品そのものに大きな影響を与えたり、それがないと生まれなかった製品も少なくありません。
まとめ
「研究職」と「開発職」は、このように異なります。
「研究」は、100のそれがあって、1つ実用できればいい方だとも言われているほどで、失敗の繰り返しになることも多いながら、その1つが実用化できればすごいことなのが「研究職」というものです。