この記事では、「所存です」と「ご意向」の違いを分かりやすく説明していきます。
「所存です」とは?
「所存です」の「所存」とは、心に思っていること、考え、意見という意味があります。
この言葉は日常的な会話ではなく、改まった場合、文章などで使う言葉となります。
「所存です」とは、自分の考えを言った後などにつける言葉となります。
「経営が苦しくてもこの部門は続けていく所存です」「改善に向けてスタッフ全員で努力する所存です」などと使います。
「ご意向」とは?
「ご意向」の「意向」とはどうしたいか、どうするつもりかという考えのことを言います。
それに「ご」がついているということで「ご意向」とは「相手のお考え」という意味になります。
「あちらのご意向を聞いてみないことには何も決められない」「私は先方のご意向に従うつもりだ」「先生のご意向を教えていただけないでしょうか」などと使います。
「所存です」と「ご意向」の違い!
「所存です」と「ご意向」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は仕事などにおいてよく使われる言葉です。
意味合いとして「考え」「思い」といった点では共通していますが、使い方は逆となりますので、間違えないようにしてください。
まず「所存です」という言い方は自分が相手に考えを伝える時に使う言葉となります。
「このような考えでいます」「こんな風にやっていきます」といった内容のことを述べた後に「所存です」とつけるのです。
改まった時、文章などで使うと覚えておきましょう。
また相手に心に思っていることを聞きたい場合は「御所存を伺いたい」という言い方もします。
一方で「ご意向」という言葉ですが、これは「どうしたいか、どうするつもりかという考え」という意味になります。
簡単に覚えるならば「お考え」とすればわかりやすいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「所存です」と「ご意向」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
どちらの言葉も仕事の場では使う機会が多くなります。
意味を正しく理解して使いこなしていきましょう。
