この記事では、「大車輪の活躍」と「八面六臂の活躍」の違いを分かりやすく説明していきます。
「大車輪の活躍」とは?
「大車輪の活躍」とは、目覚しい活躍ぶりを指して使われる言葉です。
野球の試合後に「彼の投打にわたる大車輪の活躍で、勝利することができた」と使われば、その選手が投手としても打者としても大活躍だったのだと分かります。
そのような素晴らしい活躍、1人だけ抜けた活躍という解釈になり、「大活躍」より更に上の表現になると考えておけばいいでしょう。
「八面六臂の活躍」とは?
「八面六臂の活躍」(ちめんろっぴのかつやく)とは、1人で色々な役目をこなしてしまう活躍という解釈になります。
この「八面六臂」は、仏教からきている言葉で、8つの顔と6つの腕がある仏像などに対して使われています。
それだけ色々なことができるという意味で、「彼の八面六臂の活躍で、色々なことが片付けられた」などと用いられます。
同義語に「三面六臂の活躍」という言葉があります。
「大車輪の活躍」と「八面六臂の活躍」の違い
「大車輪の活躍」と「八面六臂の活躍」の違いを、分かりやすく解説します。
「大車輪の活躍」は、大活躍の更に上をいく表現だと考えてください。
「八面六臂の活躍」も、それとよく似た意味になりますが、こちらは色々なことをこなすという意味合いが強くなる表現で、多方面での活躍になる場合には、この言葉の方が向いています。
尚、この「八面六臂の活躍」の元は、先に挙げた「三面六臂の活躍」という言葉です。
「三面」より、「八面」の方が多方面という意味合いが強くなる為、その言葉から派生して作られた言葉です。
現在では「八面六臂の活躍」の方がよく用いられますが、「三面六臂の活躍」でもそれほど意味が変わる訳ではなく、充分に色々なことに活躍したことが表現できます。
まとめ
「大車輪の活躍」と「八面六臂の活躍」は、このように違います。
目覚しい活躍、または2つの役目をこなすという意味なら「大車輪の活躍」、もっと多くの役目と表現したい場合は「八面六臂の活躍」と使い分けるといいでしょう。