この記事では、「大学」と「大学院」の違いを分かりやすく説明していきます。
「大学」とは?
「大学」とは、最高学府となる教育機関です。
高校の卒業、もしくはに準じる資格を取得した上で試験による入学選考が行われ、それに合格すると入学することができます。
国公立に当たる大学への入学には、まず大学入学共通テスト(2021年よりの名称です)の受験が必要で、その点数によって受験できる大学、学部などが限られますが、私立大学は、好きな大学、学部を自由に選んで受けることができます。
4年制の教育課程になり、所定の単位が取得できないと進学ができない仕組みとなっており、合計して8年で卒業ができない場合、強制的に除籍という扱いになります。
「大学院」とは?
「大学院」は、大学の卒業者、またはその大学院が認めた人が入学することができる教育機関で、「修士」や「博士」といった学位を取得する為の研究が主な授業内容となります。
大学を卒業せずとも入学することができる為、最高学府は大学となり、こちらは研究者の育成の為の機関と考えていいでしょう。
2年制で、修士(博士)課程、専門職学位課程といった専攻があり、修士課程は博士課程の前期に当たり、「博士」の学位を取得すると、同時に「修士」も取得することになります。
「大学」と「大学院」の違い
「大学」と「大学院」の違いを、分かりやすく解説します。
「大学」は、最高学府として位置する教育機関で、高校の卒業、またはそれに相当する受験資格がないと受験することができません。
この「大学」の上に、同じ大学の「大学院」があると考えられがちですが、そうという訳でもなく、他の「大学」の卒業者が入学することや、「大学」の卒業者以外が入学することもできます。
まとめ
「大学」と「大学院」は、このように違います。
「東京大学」のことを最高学府と呼ぶことがありますが、これは間違いになり、「大学」であれば、全てそれと表現されます。