この記事では、「営業外費用」と「特別損失」の違いを分かりやすく説明していきます。
「営業外費用」とは?
「営業外費用(えいぎょうがいひよう)」とは、「定款などに記されているその会社の主な営業活動以外に経常的に発生する費用の総称」を意味している会計用語です。
主な営業活動の売買による損失ではないが、借入金の支払利息や新商品の研究開発費などのように、経常的に必要になる費用(コスト)のことを、「営業外費用」といいます。
「営業外費用」には、「売上債権売却損・社債利息・為替差損・有価証券売却損・開発費」などがあります。
「特別損失」とは?
「特別損失(とくべつそんしつ)」とは、「固定資産・関連企業の売却など、経常的(例年)ではなくて突発的・一時的に発生する損失」のことを意味している会計用語です。
「特別損失」には、「固定資産売却損・減損損失・投資有価証券売却損・貸倒引当金・貸倒損失・火災損失・退職金・子会社株式売却損」などがあります。
「営業外費用」と「特別損失」の違い!
「営業外費用」と「特別損失」の違いを、分かりやすく解説します。
「営業外費用」も「特別損失」も「会計処理・簿記における広義の費用(マイナスになるコスト)」を意味していて、どちらも「主たる営業活動(ビジネス)によって生じた費用ではない」という共通点があります。
「営業外費用」という会計用語は、「その会社のメインの営業活動以外に経常的に発生してくる費用の総称」を意味していて、「社債利息・為替差損・有価証券売却損」などが含まれます。
それに対して、「特別損失」というのは「経常的ではなく突発的・一時的に発生する損失」であり、「固定資産売却損・減損損失・特別退職金(役員退職金)」などが含まれるという違いを指摘できるのです。
まとめ
「営業外費用」と「特別損失」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「営業外費用」とは「定款などに記載されている主な営業活動以外に経常的に発生する費用の総称」を意味していて、「特別損失」は「固定資産の売却など、経常的に発生する費用ではなくて一時的に発生する費用」を意味している違いがあります。
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