日本語には様々な言葉がありますが、日頃からよく使っている言葉でも、その意味を改めて考える機会は少ないことでしょう。
ましてや、めったに使わない言葉になると、なおさらその言葉を説明することが困難なことです。
今回は、「把持」という言葉と「理解」という言葉の意味や使い方を考えていきたいと思います。
「把持」と「理解」の違い
「把持」と「理解」の意味や相違点を見て行くと、「把持」は「はじ」という読み方になる言葉で、「しっかりと握り持つこと」という意味があります。
しかし、この「把持」は「しっかりと握り持つこと」という解釈が転じて「権力を握り離さない」という解釈になってきました。
一方の「理解」とは「物事の筋道をしっかりと悟ること」や「リ湯を知ること」、「物事が分かること」ということを指しています。
また、「人の気持や立場がよく分かり納得すること」という解釈もあります。
このことから、「把持」と「理解」は近似的な意味合いが見当たらず、各々、異なる使い方になります。
「把持」を使った例文と解釈
「精神を把持させなければ、僕の体が持たない」
「把持」は「しっかりと握り持つこと」や「権力を握ること」という意味がありますが、この例文での「把持」は「精神を保ったままにする」という解釈で使われています。
このような何かを「保ち続ける」という理解もできるでしょう。
「理解」を使った例文と解釈
「私は両親の理解があったので、自分の取り組みたいことが思う存分できたのです」
「理解」は「物事の筋道を悟ること」という意味の他に「人の気持をよく納得すること」という意味があることを説明しました。
この例文では、後者の解釈で使われていますが、両親が自分のことを大変、理解してくれているおかけで、思う存分、自分の好きなことができるということです。
まとめ
「把持」と「理解」の2つの言葉の意味や活用法を紹介してきました。
この2つの言葉の意味や解釈は大きく異なるので、あまり比較する機会はないのですが、このように並べてみると、意外と面白い点が見つかるかもしれません。