この記事では、「画一的」と「統一的」の違いを分かりやすく説明していきます。
「画一的」とは?
「画一的」とは形容動詞で、意味は、それぞれの性質、事情は重視せず、何もかも同じように揃える様子、一つの枠にはめ込むことを言います。
「この教室の子たちは、優秀なのかもしれないが画一的で個性がないように見える」「画一的な教育が、一体何の為になるのだ」「あの会社は誰に頼んでも同じ仕上がりになるようにと、画一的な社員教育をしてから現場に出すらしい」などと使います。
「統一的」とは?
「統一的」とは形容動詞で、多くのものを一定の組織あるものにまとめあげる、そのような様子、まとまっている様子を意味する言葉です。
「彼らは統一的な言動だが、誰がリーダーなのか興味がある」「これまで起こったことを、統一的に表にしてみたらこうなった」などと使います。
「画一的」と「統一的」の違い!
「画一的」と「統一的」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は似た印象を受けます。
ですが、それぞれの言葉の意味は違いますので、使い分ける必要があります。
まず「画一的」ですが、これは「何もかも同じように揃える」「すべてを一つの枠にはめる」という意味になります。
つまり、教育や子育てにおいては「画一的」という言葉は、個人の個性を尊重していないといった意味合いに解釈されますので、あまりいい印象を受けない場合も多いのです。
しかし仕事などにおいてはある意味「画一的」であることが求められます。
「画一的」の後にどのような言葉が続くのかによって、意味合いも変わると覚えておきましょう。
一方の「統一的」ですが、これは全体を一つのまとまりとしていくこと、まとまっている様子を言う言葉です。
簡単に言えば「まとまっている」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「画一的」と「統一的」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
「画一的はみな同じ」「統一的はみなまとまっている」と覚えておきますと、使い分けに迷わなくなります。