「乱視」と「近視」の違いこの記事では、「乱視」と「近視」の違いを分かりやすく説明していきます。
「乱視」とは?
「乱視(らんし)」とは、「目に入ってきた光が網膜上の一ヶ所で焦点を結ばない状態」や「網膜上の焦点が一つにまとまらず複数の場所で焦点を結んでしまうために起こる屈折異常の視覚障害」を意味しています。
「乱視」になると、「対象がぼやけたり(にじんだり)、二重(多重)になったりして見える視覚の異常」が起こります。
「乱視」の原因は「角膜や水晶体がラグビーボールのようにゆがむこと」にあり、「特定の方向の光だけを屈折させる円柱レンズ」によって矯正することができます。
「近視」とは?
「近視(きんし)」とは、「目に入ってきた光(平行光線)が、網膜よりも前で焦点を結んでしまう眼の状態」や「網膜の手前で焦点を結ぶことで、遠くのものがぼやけて見える屈折異常の視覚障害」を意味しています。
「近視」になると、「近くにあるものははっきり見えるが、遠くにあるものが見えにくくなる(ぼやけて見える)視覚の異常」が起こるのです。
「近視」の原因は「眼軸が長かったり眼の屈折力が強すぎたりすること」にあり、「一般的なメガネ・コンタ クトレンズに使用されている凹レンズ」によって矯正することができます。
「乱視」と「近視」の違い!
「乱視」と「近視」の違いを、分かりやすく解説します。
「乱視」と「近視」も「正常に対象物を視認することが難しくなる視覚障害(屈折異常)の一種」ということでは類似した目(視覚)の異常ですが、「乱視」というのは「角膜あるいは水晶体がラグビーボールのように変形して光の屈折に異常が起こり、ものがぼやけて見えたり二重(多重)に見えたりする状態」を意味しています。
乱視に対して「近視」とは、「目に入ってきた光が、網膜よりも前で焦点を結んでしまうために、遠くにある対象(もの)が見えにくくなっている状態」を意味しているという違いがあります。
「乱視」は「対象が二重に見えたりぼやけて見えたりする屈折異常の状態」で、「近視」は「遠くにある対象が見えづらくなる屈折異常の状態」という違いを指摘できます。
まとめ
「乱視」と「近視」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「乱視」とは「角膜・水晶体のゆがみが原因となって、眼に入ってきた光が網膜でピントが合わなくなり、ものが二重(多重)に見えたりぼやけたりする状態」を意味していて、「近視」は「眼に入ってきた平行光線が網膜より前で焦点を結んでしまい、遠くのものが見えづらくなっている状態」を意味している違いがあります。
「乱視」と「近視」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。