この記事では、「閉鎖」と「封鎖」の違いを分かりやすく説明していきます。
「閉鎖」とは?
「閉鎖(へいさ)」とは、「人・物が出入りできないように入口を閉ざすこと」を意味している言葉です。
「閉鎖」には、「組織団体・企業などがその活動や機能を停止する」や「自分の内面にこもって他者の介入・侵入を許さない」といった意味合いもあります。
例えば、「感染症流行で学級閉鎖になりました」や「彼は自分の心を閉鎖しています」などの例文で使用することができます。
「封鎖」とは?
「封鎖(ふうさ)」とは、「人・物が出入り(出し入れ)できないように、出入り口(道・扉など)を封じて閉ざすこと」を意味している言葉です。
「封鎖」という表現には、「国家権力(公権力)がある地域への物理的な交通・電波的な通信を、強制的・長期的に遮断して締め出す」といった意味のニュアンスがあります。
例えば、「市街地は封鎖されていて、警察・軍・政府の関連車両以外は中に入ることができません」といった文章で使われます。
「閉鎖」と「封鎖」の違い!
「閉鎖」と「封鎖」の違いを、分かりやすく解説します。
「閉鎖」も「封鎖」も「人や物が出入りできないように閉ざす」という意味合いでは共通していますが、「閉鎖」は「封鎖」にはない「組織や企業の活動・機能を停止する」や「内側にこもって他者の侵入を許さない」といった意味を持っている違いがあります。
例えば、「新型コロナウイルスの流行で工場(学校)を閉鎖する」という文章の閉鎖を、「封鎖」で言い換えると、「活動・機能の停止」ではなく「出入り口を閉ざすこと」だけを意味するようになる違いを指摘できます。
また「封鎖」は「閉鎖」に比べて、「国家権力によって特定地域へのアクセス(出入り)を強制的・長期的に禁止する」という意味のニュアンスが強くなる違いもあります。
まとめ
「閉鎖」と「封鎖」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「閉鎖」とは「出入り口などを閉ざすこと・組織が活動を停止すること」や「内向的になり他者を締め出す」を意味していて、「封鎖」は「人の出入り(物の出し入れ)ができないように、道・ドア・入口などを封じて閉ざすこと」「公権力が強制的に出入りを禁止する」を意味している違いがあります。
「閉鎖」と「封鎖」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。