この記事では、「基本」と「原則」の違いを分かりやすく説明していきます。
「基本」とは?
「基本」とは、物事が成り立つ為の根拠となるもの、おおもと、基礎といった意味になります。
どのような物事にも「基本」というものが存在していて、まずはそれを知り、理解することから入っていくことになります。
「今日は、初めてなので、皆さんに大事な基本を教えます」「私は、料理の基本も知らないで今日まで生きてきた」「基本給は低いが資格手当がつくので大丈夫」などと、使います。
「原則」とは?
「原則」とは、社会的活動の中で、多くの場合に当てはまる基本的な規則、法則のことを言います。
「多くの場合に当てはまる」とありますので、まれに「原則」に当てはまらないこともありえます。
ですから「原則は6時までですが、あなたは事情があるので特別に6時半まで許可します」「原則としては来てもらうことになっていますが、今回に限り郵送でも構いません」といった言い方になることもあるわけです。
「基本」と「原則」の違い!
「基本」と「原則」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉はそれぞれ違う意味を持った言葉となりますので、それぞれの意味を正しく理解しておきましょう。
「基本」とは物事が成り立つ為の根拠、基礎といった意味です。
例えば「基本的人権」と言いますのは、人間が人間である以上、人間として当然に持っている権利といった意味になります。
一方で「原則」ですが、これは人間の社会的な活動の中で、多くの場合に当てはまる「基本的」な、規則、法則といった意味になります。
ですが、「多くの場合に当てはまる」とされていますので、当てはまらない場合もあるわけです。
これは「基本」との違いと言えるでしょう。
「基本」というのは、内容が変わることはありません。
ですが「原則」というのは、その内容が当てはまらないこともあるのです。
まとめますと「基本はおおもと、基礎」「原則は多くの場合に当てはまる基本的な規則、法則」となります。
また「原則」とは人の活動に関係することに使う言葉となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「基本」と「原則」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
似たような印象がある言葉ですが、違いがありますので、使い分けるようにしましょう。