この記事では、「砂利」と「砕石」の違いを分かりやすく説明していきます。
「砂利」とは?
「砂利(じゃり)」とは「川・海などで採取された丸みを帯びた小さな石」のことで、生コンクリートの骨材などに利用されます。
「砂利」は、採取する場所によって「川砂利」と「海砂利」に分類されます。
さらに「砂利」の色によって「さび砂利」と「白砂利」の違いがあり、大きさによる分類として「3分砂利」や「びり砂利」などの分け方もあります。
「砕石」とは?
「砕石(さいせき)」とは、「大きな岩盤・コンクリート・アスファルトなどを人工的に砕いて作った小さな角ばった石」のことです。
「砕石」にはコンクリートやアスファルトなどをリサイクルして作る「再生砕石」、山を切り崩して作る「山砕石」があり、「基盤・路盤の材料」として使われます。
「砕石」には、「再生砕石=RC(リサイクルクラッシャーラン)」や「山砕石=C(クラッシャーラン)」、「再生粒度調整砕石=RM(リサイクルミックス)」、「粒度調整砕石=M(ミックス)」などの色々な種類があります。
さらに石の大きさが綺麗に揃った「単粒度砕石」や「割栗石」もあります。
「砂利」と「砕石」の違い!
「砂利」と「砕石」の違いを、分かりやすく解説します。
「砂利」も「砕石」もコンクリート材などに混ぜて使われる「小さな石」のことを意味している点では似ていますが、「砂利」は「川・海などに転がっている自然に形成された小さな丸みを帯びた石」のことを意味しています。
「砂利」に対して「砕石」というのは、「自然に作られた石ではなく、コンクリートや岩盤などを砕いて人工的に作った小さな角ばった石」のことを意味している違いを指摘できます。
近年は「砂利」のコンクリート材としての使用率が低くなり、大きな岩やコンクリートを砕いて作った「砕石」が多く使われているという違いもあります。
まとめ
「砂利」と「砕石」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「砂利」とは「川・海などで集めた丸みを帯びた小さな石」を意味していて、「砕石」は「大きな岩盤などを砕いて作った小さな尖った石」を意味している違いがあります。
「砂利」と「砕石」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。