この記事では、「突然」と「唐突」の違いを分かりやすく説明していきます。
「突然」とは?
「突然」の意味と使い方について紹介します。
「突然」の意味
「突然」は「とつぜん」と読みます。
意味は「予期しないことが、急に起こること」です。
「突然」の使い方
「突然」は、まったく予期していないことが、前触れなく急に起きることを言います。
何も心構えができていない、或いは全く何も起こっていなかった状態から、あるものごとが生じて、驚く気持ちを表しています。
「突然」は、人の言動だけではなく、事件や自然現象などに対して幅広く使われます。
「突然の雨」は、にわか雨のことを言い、どんよりと曇っていた状態で雨がふり始めるのではなく、それまで晴天だったところへ突如として暗雲が立ち込めて、ザーッと雨がふり出すことを言います。
人に対しては「突然の訪問」「突然起き上がる」など、急に行動を起こす様に対して使われます。
「唐突」とは?
「唐突」の意味と使い方について紹介します。
「唐突」の意味
「唐突」は「とうとつ」と読みます。
意味は「前触れもなく、いきなり何かの言動を起こして不自然に見える様子のこと」です。
「唐突」の使い方
「唐突」は、前触れもなく、何か行動を起こしたり話しかけてきたりすることを言います。
基本的に人の言動に対して使われる言葉で、それまでの流れと全く関係のないことをする時に使われます。
「唐突に質問する」は、それまで雑談をしていた中で、いきなり鋭い質問をしてくることです。
「唐突に言い出す」は、それまでの話題と全く関係のない話を始めることです。
「唐突」の語源は漢語で「突き当たる」という意味で、「突き当てる様に急に何かをすること」から来ていると言われています。
「突然」と「唐突」の違い!
「突然」は「予測していないこと全般で、人やもの、現象に対して使われる」という意味です。
「唐突」は「予測していない言動で、人に対してのみ使われる」という意味です。
まとめ
今回は「突然」と「唐突」の違いをお伝えしました。
「突然は人や物など全て」、「唐突は人に対してのみ」と覚えておきましょう。