この記事では、「併売」と「並売」の違いを分かりやすく説明していきます。
「併売」とは?
「併売(へいばい)」とは、「二種類以上の異なる商品を同時に併せて売ること」を意味している言葉です。
例えば、「イチゴとブドウが併売していました」や「似たデザインのものが併売しているとどちらを買おうか迷います」などの文章で使えます。
「併売」という言葉には、「同じ種類の商品を、二社以上が同時に販売すること」といった意味合いもあります。
例えば、「A社とB社が併売しているため、その商品の価格は競争で下がるでしょう」といった例文で使用できます。
「並売」とは?
「並売(へいばい)」とは、「二つ以上の品物を並べて売ること」や「二種類以上の異なる商品を同時に売ること」を意味していると推測される言葉です。
しかし、国語辞典には「併売」の項目はあっても「並売」の項目は存在しないため、「並売」は「併売」の誤字であると考えることができます。
「並売」は「併売」と同じ「へいばい」という読み方ができるため、間違って使用されやすいのです。
「併売」と「並売」の違い!
「併売」と「並売」の違いを、分かりやすく解説します。
「併売」と「並売」は一見すると、同音異義語や漢字表記が異なるだけの同義語と見なされやすい二つの言葉です。
「併売」という言葉は「二種類以上の違った商品を同時に(一緒に)販売すること」や「同じ種類の商品を二社以上が同時に売ること」を意味していますが、「並売」のほうは「併売と同じ意味を持つ言葉として書かれた誤字である」と考えられる違いがあります。
「併売」の表現は国語辞典・辞書にきちんと掲載されていますが、「並売」という表現はそもそも国語辞典・辞書にその項目がないのです。
まとめ
「併売」と「並売」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「併売」とは「二種類以上の異なる商品を同時に併せて販売すること」や「同じ種類の商品を、二社以上が同時に売ること」を意味していて、「並売」は「併売の誤字・書き間違え、国語辞典には項目が存在しない言葉」を意味している違いがあります。
「併売」と「並売」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。