「変わる」と「異なる」の違いとは?分かりやすく解釈

「変わる」と「異なる」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「変わる」「異なる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「変わる」とは?

「変わる」とは?

「変わる」とは複数の意味がある言葉です。

形、性質、様子などが変化する、場所、住所が移る、時が経過する、といった意味があります。

いずれの場合も「それまでとは違う状態になる」という意味合いは同じです。

例えば「人が変わる」などと言いますのは、いつまでも同じような見た目や性質ではなく、環境や考え方などに影響されて「違う状態」へとなることを意味しています。

「変わる」はその内容によっていい状態、悪い状態、どちらにもなる可能性があります。

「一晩おくと、味が変わる」「今度、住所が変わる予定」「季節はいつの間にか変わる」などと、使います。

「異なる」とは?

「異なる」とは?

「異なる」とは、二つの物の間に差があること、違っていることという意味があります。

「兄弟と言っても性格はまったく異なる二人」などと言いますのは、同じ血が流れていると言っても、性格は違っている、つまり似ていないという意味になります。

「事実と異なる報告をし続けた」「この間見た物と、異なる物のような気がする」「ここまで意見が異なると、まとめようがない」などと、使います。

「変わる」と「異なる」の違い!

「変わる」と「異なる」の違い!

「変わる」「異なる」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも「違いがある」という意味合いは共通していますが、混同しないように気をつけてください。

「変わる」とは、形、性質、様子などが変化する、移る、経過するといった意味で使います。

「季節が変わる」とは季節が移っていくという意味ですから「季節が異なる」とは使わないのです。

「異なる」は二つの物に差がある時、違っているという時に使う言葉です。

「事実と異なる」などと言いますのは、「事実」と違いがある、という意味です。

「事実が変化する」といった意味ではありませんので「事実と変わる」とは使いません。

簡単にまとめますと「変わるは変化」「異なるは差がある、違っている」となります。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「変わる」「異なる」二つの言葉の意味と違いを説明しました。

同じような意味合いも持っていますが、混同しますと表現がおかしくなります。

それぞれの言葉の意味、使い方を理解して、ふさわしい方を選ぶようにしましょう。