この記事では、「夢中」と「必死」の違いを分かりやすく説明していきます。
「夢中」とは?
「夢中」は、その物事に我を忘れるほど熱中する様子に対して使われます。
「彼は、すっかりスマホゲームに夢中になっている」のような用い方になり、本人のその様子に対して、周りから見ると、何をそこまでと思ってしまうことも多いものです。
その対象が、勉学や研究、スポーツなどであればいいものの、趣味が対象となると、大きな問題となってしまうこともあります。
勉学や他のことを疎かにしてまで、子供がゲームに夢中になる例がそれだと考えてください。
「必死」とは?
「必死」は、全力を尽くすことの表現になります。
「必死で頑張ったが、少し届かなかった」などと使われ、それだけ集中した、力を尽くしたという意味の言葉です。
こちらは「夢中」とは違って、悪い意味になることはまずありませんが、本当にそのような様子だった時以外に簡単に使うものでもありません。
尚、この言葉は将棋おいては、王将がもう逃げられない状態になったという専門用語として使われており、こうなってしまった時には、そこから一手も空けずに相手の王将を詰ますしかありません(それによって、一手勝ちになります)。
「夢中」と「必死」の違い
「夢中」と「必死」の違いを、分かりやすく解説します。
「夢中」は、それ以外のことが一切目に入らないほど熱中する様子の表現で、それが(世間的に見て)悪いことになってしまう場合も少なくありません。
「必死」は、全力で頑張るという解釈になる為、何に対して使っても悪い意味にはなりませんが、本当にそこまでやったという時でないと、大袈裟だと思われてしまうことがあるので、本当にその自負がある場合にだけ使うといいでしょう。
まとめ
「夢中」と「必死」は、このような意味になります。
何かに「夢中」になるものいいですが、対象によっては程々にしておかないといけません。