この記事では、「基礎」と「土台」の違いを分かりやすく説明していきます。
「基礎」とは?
「基礎」とは、物事の「基本となるもの」という意味があります。
また建築物の重さを支えて安定させる為に作る建物の、最下部の構造のことでもあります。
「基礎を固める」といった言い方をしますが、これは物事を成立する際の基本となるものを確実にしておくという意味です。
他には「基礎がなっていない」「基礎工事がしっかりしている」「基礎からやり直し」などと、使います。
「土台」とは?
「土台」とは、家や橋などの建築物の底部にあるもので、重みを支えるものを言います。
また物事の基本といった意味もあります。
副詞的な意味としては、「もともと」「元来」といった意味になります。
多くの場合は、否定的な表現を伴います。
「家の土台がちゃんとしているかどうかは大事だ」「彼は一人で、この会社の土台を作った」「土台、無理な話だと思っていた」などと、使います。
「基礎」と「土台」の違い!
「基礎」と「土台」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は、同じ意味を持っています。
それは、物事の基本といった意味と、建築物の重さを支える底部にあるものといった意味です。
この二つの意味においては、どちらの言葉を使っても、違いはないのです。
ただ「土台」には別に意味合い、使い方があります。
それは副詞的な意味で、「土台からして」といった言い方です。
多くは否定的な表現を伴って、物事の根っこに立ち返り結論づける気持ちを表すことができます。
「もともと」「元来」といった言葉と同じ意味と考えるとわかりやすいでしょう。
「土台、無理な話」などと言えば、それは「もともと無理な話」「最初から無理な話」といった意味になるわけです。
「土台」にはこのような使い方もあるということを覚えておきましょう。
まとめますと、「基礎」と「土台」は同じ意味合いを持った言葉ですが、「土台」には副詞的な意味合いがあると、いうことになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「基礎」と「土台」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの言葉の意味を理解して、使ってください。