この記事では、「要因」と「理由」の違いを分かりやすく説明していきます。
「要因」とは?
「要因」の意味と使い方について紹介します。
「要因」の意味
「要因」は「よういん」と読みます。
意味は「ものごとがその様な結果になった原因のうち、主たること」になります。
「要因」の使い方
「要因」は、ものごとがそうなった原因が幾つかなる中でも、主なもののことを言います。
ある一つの結果を成り立たせる幾つかの要素を表す言葉です。
例えば、「風邪を引いた」という事実に対して、一般的には「疲労が溜まった」「睡眠不足だった」「雨に濡れた」「人からうつった」などの様々な原因があります。
今回その人が、風邪を引いた原因が「寒いのにきちんとした服装をしなかった」場合、それが「要因」になるのです。
「原因」が悪い意味で使われることが多いのに対して、「要因」は「成功の要因」など良い意味でも使われます。
「理由」とは?
「理由」の意味と使い方について紹介します。
「理由」の意味
「理由」は「りゆう」と読みます。
意味は「ものごとがその様になった訳」「ものごとをその様に判断した訳」のことです。
「理由」の使い方
「理由」は、ものごとがどうしてその様になったのか、或いはその人が何故その様に思ったのかなどの根拠を表します。
結果に対してではなく、ものごとが進行するにおいて、何故そうなるのか、何故そうするのかという判断に使われます。
基本的に人が自ら行動を起こす時に使われることが多く、「料理を失敗した」と言う場合は「塩の加減間違えた」などが「理由」で、「ダイエットをする」という場合は「キレイになってモテたいから」が「理由」になります。
「要因」と「理由」の違い!
「要因」は「結果に対して何故かの部分のこと」です。
「理由」は「行動を起こす時の何故かの部分のこと」です。
まとめ
今回は「要因」と「理由」の違いをお伝えしました。
「要因は結果に対する何故か、「理由は行動に対する何故か」と覚えておきましょう。
