この記事では、「先入観」と「偏見」の違いを分かりやすく説明していきます。
「先入観」とは?
「先入観」の意味と使い方について紹介します。
「先入観」の意味
「先入観」は「せんにゅうかん」と読みます。
意味は、「事前に持っている固定的な見方のこと、柔軟な見方に支障をきたす考え方のこと」です。
「先入観」の使い方
「先入観」は、最初にそのものごとを知った時点で内面に形成された、固定的な見方のことを言います。
初対面の人や、初めて見たもの、経験したもののに対して、最初から「全てにおいてこうである」という考え方を持ち、事実を理解できない状態になります。
現代社会ではインターネットなどで情報が溢れていて、実際に経験する前に「この様なものだ」という知識が植え込まれてしまうのです。
例えば「ジャニーズ系」と聞いただけで「イケメン」と思ってしまうなどがあります。
「偏見」とは?
「偏見」の意味と使い方について紹介します。
「偏見」の意味
「偏見」は「へんけん」と読みます。
意味は「かたよった考え方」「ある人や物に対して、根拠なく悪い感情を持つこと」です。
「偏見」の使い方
「偏見」は、「先入観」の中でも「否定的な見方」のことを言います。
ちょっとした思い込みが、どんどん積み重ねられて、相手に対するネガティブな感情になってしまうことを言います。
例えば「アニメ好きな人はオタクでキモイ」など、否定的な情報に触れることで擦りこまれたイメージをもってしまうのです。
「偏見」の場合は一度思い込んでしまうと嫌悪感から差別につながる可能性もあります。
「先入観」と「偏見」の違い!
「先入観」は、「前もって抱いている固定的な見方のこと」です。
「偏見」は、「先入観の中でも否定的な見方のこと」です。
まとめ
今回は「先入観」と「偏見」の違いをお伝えしました。
「先入観は思い込み」、「偏見は否定的な思い込み」と覚えておきましょう。