この記事では、「指針」と「規定」の違いを分かりやすく説明していきます。
「指針」とは?
「指針」とは、時計、計器などの針という意味と、取るべき態度、進むべき道を示す方針といった意味があります。
「何の指針もない連中だから今に仲間割れを起こす」「彼は、しっかりとした指針を与えることができる」「指針そのものが間違っているので救いようがない」などと使います。
「規定」とは?
「規定」とは、物事のありさま、やり方などを決まった形に定めること、ルール、といった意味になります。
「規定に従わない人は退会処分にします」「規定がしょっちゅう変わる」「彼が選ばれることは既定路線だった」などと使います。
「指針」と「規定」の違い!
「指針」と「規定」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも似たような意味合いですが、違いがありますので使い分ける必要があります。
まず「指針」ですが、これは、取るべき態度、進むべき方向などを示すことを言います。
簡単な言葉で覚えるならば「今後どうするかのアドバイス」という風に理解しておきましょう。
「指針」は、必ずしも絶対にしなければならないという意味ではないのです。
ただ物事や仕事などは行き当たりばったりで行動するよりは、大まかな方向性、計画があった方がわかりやすくなります。
「指針を与える」「指針を示してもらいたい」などと使います。
一方で「規定」ですが、これは物事のありさま、やり方を「決まった形に定める」という意味になります。
ですから「規定」は「ルール、きまり、守らなくてならないこと」という風に覚えておくようにしましょう。
「規定に従う」「規定演技は苦手、自由演技が好き」「規定に文句をつけても仕方がないが納得いかない」などと使います。
方向性などを表す時は「指針」、ルールを表す時は「規定」といったように使い分けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「指針」と「規定」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
似たような言葉という印象がありますが、意味合いが違いますので、正しく理解してふさわしい言葉を使うようにしましょう。