テレビやドラマなどえ「一介」と「ただの」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、それぞれの意味や概要についても紹介します。
「一介」とは?
「一介」の意味と概要について紹介します。
意味
「一介」は「いっかい」と読み、意味は「取るに足らない一人の」「一人のつまらない者」です。
自分のことを謙遜して使います。
概要
「一介」の「介」は「間に入る」という意味の漢字で、「一度間に入っただけ」であり、それほど重要でない存在であるという意味の言葉です。
最も良く使われるのが人助けをして、助けられた人から名前を教えて欲しいと言われた時に、「一介の会社員ですから」と言って立ち去る、というもので、実際にニュースでも報道されたこともあります。
手柄を立てても自分のことを「取るに足らない」「つまらない」と謙遜る言葉で、非常に日本人らしさが出ています。
「ただの」とは?
「ただの」の意味と概要について紹介します。
意味
「ただの」の意味は「特別に変わった点がないこと」「普通」です。
大したことがない人やものに対して使われます。
概要
「ただの」は「ありきたりで普通なこと」に対して使われる言葉で、人だけではなくあまり価値のなさそうなものにも使われます。
「ただの人」と言う時には、「どこにでもいる普通の人」という意味で、特別優れている訳ではない時に使います。
こちらは謙遜というよりも、他人から見て期待外れなどの意味で使います。
「一介」と「ただの」の違い!
「一介」は「取るに足らないこと」「つまらないこと」です。
「ただの」は「ありきたりで普通なこと」です。
2つの違いは「謙遜しているか、見た目そのまま言っているか」という点です。
まとめ
「一介」と「ただの」は、どちらも人の価値を低く言う言葉です。
自分に対して使う分には良いのですが、人に対して使う時には注意しましょう。