この記事では、「寄付」と「寄贈」の違いを分かりやすく説明していきます。
「寄付」とは?
「寄付」とは、お金や品物を贈ることを言います。
特に、困っている人、被災地、公共の団体といった相手にお金を出すことです。
「卒業生で母校に寄付をすることにした」「もっと沢山の人に寄付を募れば、まとまった金額が集まるだろう」「寄付金は、大事に使わせていただきます」などと使います。
「寄贈」とは?
「寄贈」とは、学校、図書館といった公共性の高いところへ、ある品物を贈ることを言います。
「貴重な書籍だとわかったので、大学の図書館へ寄贈することにした」「その立派な本棚は、誰からの寄贈品ですか?」「有名選手のシューズやユニフォームは、母校に寄贈されることもある」などと使います。
「寄付」と「寄贈」の違い!
「寄付」と「寄贈」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらの言葉も、意味としては相手に「贈る」という点では共通となります。
ただし微妙な違いがありますので、使い分ける必要があります。
まず「寄付」ですが、これは個人、組織、団体といった相手に対し、お金や品物を贈るという意味で使う言葉です。
個人的に一人でする「寄付」もあれば、大勢の人でまとまってする「寄付」もあるでしょう。
一方で「寄贈」ですが、これは学校、病院、図書館、駅といった公共性の高いところへ、品物を贈るという意味になります。
例えば大きな鏡などに「〇〇寄贈」などと字が入ってくることがあります。
これは誰かが贈ってくれた鏡という意味なのです。
同じように書籍などにも「〇〇寄贈」と印鑑などが押されている場合は贈り物であるということになります。
「寄付」と「寄贈」の大きな違いは、「寄付」はお金である場合もありますが、「寄贈」は基本的には品物であるという点でしょう。
まとめ
いかがでしたか。
「寄付」と「寄贈」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。
違いを正しく理解して使い分けてください。