この記事では、「寄せ鍋」と「ちゃんこ鍋」の違いを分かりやすく説明していきます。
「寄せ鍋」とは?
「寄せ鍋」の意味と概要について紹介します。
意味
「寄せ鍋」は「よせなべ」と読み、「だし汁を入れた鍋に、肉や魚介類、野菜などの具材を入れて煮込んだ鍋料理のことです。
概要
「寄せ鍋」は、決まった汁や具材はなく、好みで汁に様々な具材を入れて煮込んで作ります。
色々な具材を「寄せて」煮込むことから「寄せ鍋」と言われているのです。
人によっては肉と魚を一緒に入れることもあれば、「今日は肉鍋」「明日は魚介鍋」などと分けることもあります。
「寄せ鍋」は基本的に「味の付いた汁」で作るものであり、タレは使いません。
「ちゃんこ鍋」とは?
「ちゃんこ鍋」の意味と概要について紹介します。
意味
「ちゃんこ鍋」は、相撲部屋の力士が作る鍋料理の総称です。
どの様な味であっても、力士が作った鍋料理は「ちゃんこ鍋」と言います。
概要
「ちゃんこ鍋」は、相撲取りが食べる鍋として知られています。
昔は相撲部屋でも一人一人食事を食べていたのですが、弟子が増えるにつれて大量の食事を用意しなければならなくなりました。
そこで一度に大量に作れる鍋形式にしたのが始まりと言われています。
「ちゃんこ鍋」の由来は、2つの説があります。
1つ目は、中国語で中国のことを「ちゃん」、鍋のことを「こ」と言うことに由来しているという説です。
2つ目は、親方は「父親=ちゃん」であり、力士は「子」であることから、「父親と子供が食べる鍋=ちゃんこ鍋」になったという説です。
「寄せ鍋」と「ちゃんこ鍋」の違い!
「寄せ鍋」は、「汁に好みの魚貝類、野菜を入れて煮込んだ鍋料理のこと」です。
「ちゃんこ鍋」は、「相撲部屋で作る鍋料理の総称」です。
まとめ
「寄せ鍋」と「ちゃんこ鍋」の違いは、「力士が作るかどうか」という点だけです。
「ちゃんこ鍋店」は、本当に力士が作った鍋料理を出すお店になるのです