この記事では、「真あじ」と「丸あじ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「真あじ」とは?
スズキ目スズキ亜目アジ科マアジ属の魚類です。
全長は大きなものでは50cmほど、一般的にスーパーなどに流通しているものは30cmほどです。
体は紡錘形で押しつぶしたように平たく、体側を固い鱗が1列に走ります。
この鱗は「ぜんご」と呼ばれています。
一年を通して獲るることができますが、旬は春から夏にかけてです。
日本では主に食用にされています。
食べ方は、塩焼き、ソテー、刺し身、たたき、フライ、パスタなどです。
さまざまな食べ方をすることができます。
刺し身など生で食べられるのは、新鮮なものが手に入ったときだけです。
また、この魚は骨も食べることができ、骨を揚げてせんべいのようにして食べます。
選び方ですが、目が濁っておらず、傷がないものがよいとされています。
海で釣りをすれば、この魚を釣りあげることができます。
漁港や堤防などが釣りやすい場所です。
プランクトン、小型のエビやカニ、ゴカイなどをエサとしている魚で、釣りではこういったものをエサにしたり、ルアーを使ったりします。
「丸あじ」とは?
スズキ目スズキ亜目アジ科ムロアジ属の魚のことです。
全長は30cmほど、大きなものでは40cmほどにもなります。
形は体高がやや低く、やや丸みがあります。
4月から12月ころにかけて獲ることができますが、旬は夏ごろです。
日本では主に食用にしています。
食べ方は、塩焼き、刺し身、たたき、フライ、煮つけ、餃子、カレーなどです。
和食にも洋食にもあう魚です。
選び方ですが、目が濁っておらず、傷のないものが望ましいです。
おいしいものを食べるには鮮度が大切です。
内臓がついたまま保存をすると傷みが早いので、内臓をとって冷蔵庫で保存をします。
冷凍庫での保存も可能です。
内臓をとってから、キッチンペーパーなどで水分をよく取り除き、ラップでピッタリと包み、ポリ袋やチャックつきの袋に入れて、冷凍をします。
釣りをすることもできます。
港などが釣りやすい場所です。
この魚はプランクトンや小型のエビやカニなどをエサにしています。
釣りをするときには、オキアミやアオイソメなどを使うことができます。
ルアーでも釣ることができます。
群れで回遊をしており、そこを狙う人もいます。
「真あじ」と「丸あじ」の違い
アジ科の魚である点は同じですが属が違います。
前者はアジ属、後者はムロアジ属です。
見た目にも少し違いがあり、前者は平べったい形、後者は丸みをおびた形をしています。
どちらも食用にされており、塩焼き、刺し身、たたき、フライなどにして食べられています。
食べ方には大きな違いはありません。
釣りをすることができる点も同じです。
まとめ
アジ科の魚で見た目が似ていますが、この2つは別のものです。
見た目にやや違いがあり、生物を分類するときの属が異なります。
食用にしており、食べ方は似ています。