この記事では、ポタージュとシチューの違いを分かりやすく説明していきます。
ポタージュとは?
「ポタージュ」とは、フランスで作り出された料理であり、洗練されたスープという意味があります。
正式にはとろみがついたものを“potage lie”(ポタージュ・リエ)と言い、フランス料理のコースなどで出されるスープ全般のことを指す言葉となっています。
日本ではスプーンですくったときにトロッとしたとろみがあるスープを「ポタージュ」と呼び、客側も認識し、提供する店がほとんどです。
フランスでは一般家庭でも日常的にミキサーで作り、夕食に出しては飲みますし、夏は冷蔵庫で冷やし、冬は温めて飲んでいます。
代表的なものではジャガイモを中心にポロ葱を入れて混ぜ合わせて作る「ポタージュ」や、「トウモロコシ」を中心としたコーンポタージュなどがあげられます。
シチューとは?
「シチュー」とは、いろいろな野菜と肉を入れて出汁を作り、好みのソースで味付けして煮込んだ料理を意味しています。
入れる具は自分好みのものでよく、玉ねぎや白菜、人参、じゃが芋などを食べやすく切り、鶏肉か豚肉と一緒に炒めてから水を入れて、味が出るまで煮込みます。
誕生したのは16世紀のフランスと言われており、日本では1871年に東京の「南海亭」が「シチウ」と店で売り出し、1904年には旧帝国海軍軍艦で昼食や夕食に出し、兵士に力をつけさせる料理として出していました。
日本で好まれているのがビーフシチューで、牛肉と野菜を入れて長時間煮込み、ドミグラスソースで味付けしたものや、牛乳を入れて短時間で仕上がるクリームシチューなどが人気です。
ポタージュとシチューの違い
「ポタージュ」と「シチュー」の違いを、分かりやすく解説していきます。
ポタージュの例文
・日本ではお湯を注いでかき回せばすぐにできる乾燥の「ポタージュ」が人気だ。
・コンソメを入れてミキサーで混ぜ合わせれば簡単にジャガイモの「ポタージュ」ができる。
年々、日本では粉末やレトルトの質も向上し、素材の味を楽しめる「ポタージュ」が登場し、味噌汁代わりに幅広い年代に飲まれるようになり、チルドはとくに幅広い年代に人気がある商品です。
「ポタージュ」の作り方は、ジャガイモやトウモロコシなど自分の好みの素材とブイヨンを入れてかき混ぜて冷やせば簡単に作れる料理です。
シチューの例文
・ご飯にかけるタイプの「シチュー」はカレーのように食べられるのがいいと評判だ。
・いろいろな味の「シチュー」の素が出てきており、家庭では気軽に食べられている料理の一つだ。
ハウスからご飯にかけて食べるタイプの「シチュー」の素が出ており、子供からお年寄りまで食べやすいと人気がある商品となっています。
また、日本ではメーカーがそれぞれの技法や知識を駆使して、個性的で作りやすい顆粒やルータイプの「シチュー」の素を販売していますので、食べ比べてみるのも面白いものです。
まとめ
濃厚な素材の旨みが出たポタージュと、具には決まりがなくシチューは魚介類を中心に入れたもの、野菜だけ入れたベジタリアンのための料理にしてもいいのです。
世界には様々なポタージュやシチューがありますので、自分なりに工夫して、好みの味を追求して、個性的で独創的な料理に仕上げてみるのもいいでしょう。