「灰」と「炭」の違いとは?分かりやすく解釈

「灰」と「炭」の違い言葉・カタカナ語・言語

「灰」「炭」は、一緒にされることも多いですが、明確な違いがあります。

「灰」と「炭」の違い

「灰」と「炭」の違い

「灰」は、何かが燃えた後に残る粉状のものを指して使う言葉です。

タバコの灰がそのいい例で、形があったとしても、崩すと粉状になってしまうものがこのように表現されます。

「炭」は、木材が燃えたことによって炭化したものを指します。

炭素系の燃料として利用でき、予め作って蓄えておくことが可能で、一般的な用途としては、焼き鳥や焼肉の炭火焼きに使われているのが有名です。

「灰」と「炭」の作り方の違い

「灰」と「炭」の作り方の違い

「灰」は、燃えるものであれば、大抵はその後にこれになると考えていいでしょう。

「炭」は木材をきちんとそれにする目的で燃やして作るもので、単に燃やしてしまうだけでは「灰」になってしまいます。

「炭」は、空気が少ない状態で、木材を300度以上に熱することで作ることができます。

元になる木材や燃やし方によって燃料としての品質が異なり、ウバメガシから作る「備長炭」(びんちょうたん)が素材としては最高級だと言われています。

まとめ

まとめ

何でも燃えてしまえば「灰」になりますが、「炭」はその為に木材を燃やすという違いがあります。

また、プラスチックのような樹脂素材からできている物は灰にはならないことも多いです(元から燃料系の物質で構成されている為、そのまま無くなってしまいます)。