男性アイドルについてネットで調べていると見かけることが多い言葉に「ジャニオタ」と「ケーポペン」があります。
どちらも特定のファンを指す言葉のようですが具体的にはどのような意味なのでしょうか。
今回は、「ジャニオタ」と「ケーポペン」の意味や特徴について解説します。
「ジャニオタ」とは?
「ジャニオタ」とはジャニーズオタクの略語で大手芸能事務所「ジャニーズ事務所」所属のタレントの熱心なファンを指す言葉です。
特定のジャンルのオタクのことを「~オタ」と略して呼ぶのは一般にも広がっています。
サッカーならサカオタ、フィギュアスケートならスケオタ、アニメならアニオタと呼ぶようにジャニーズ事務所所属のアイドルを熱心に応援するオタク的なファンのことを「ジャニオタ」と呼びます。
もともとジャニオタというのはあまりいい呼び方ではなく蔑称として使われたこともありました。
熱狂的に応援するあまり周囲に迷惑をかける、禁止行為やマナー違反を重ねるような悪質なファンが多いという皮肉を込めてジャニオタと呼ばれた時期もありましたが現在ではたんにジャニーズ事務所のタレントのファンという意味でジャニオタが使われています。
「ジャニオタ」は独自の文化圏を形成しており他のタレントやアーティストにはない独特のルールや用語が存在します。
好きなタレントのことを「〇〇担当」と表現するのはジャニオタから発祥した呼び方です。
「ジャニオタ」の使い方
・ジャニオタがSNSで騒いでいる。
・マナーの悪い人のせいでジャニオタは皆肩身の狭い思いをしている。
・ジャニオタが集まりすぎたせいで警察が出動した。
・ジャニオタであることを職場ではひた隠しにしている。
「ケーポペン」とは?
「ケーポペン」は韓国の音楽であるK-POPのファンを指す言葉です。
ケーポペンの「ケーポ」はK-POPの略、「ペン」は韓国語でファンを意味する単語です。
ケーポペンに厳密な定義はなくK-POPであればどんな音楽、どんなタレントのファンであっても構いませんが一般的には男性アイドルやアーティストのファンである女性のことを指すため男性ファンをケーポペンと呼ぶことはありません。
ケーポペンという呼び方はK-POPのファンたちの間で自然発生的に誕生したとされています。
そのため厳密な定義などは存在しませんが特に熱心なファンに対してよく使われます。
ケーポペンにも仲間同士で使う用語があります。
その多くは韓国語に由来しており日本語を単純に韓国語に言い換えたものからK-POP独特の慣習やルールを意味するものまで内容は多彩です。
「ケーポペン」の使い方
・ケーポペンであっても興味のないグループについての知識は皆無だ。
・熱心なケーポペンになると週一で韓国に出かける。
・世界進出を掲げているが実態を見ればK-POPの売上の多くは日本のケーポペンが支えている。
・出待ちのケーポペンのせいで駅が大混乱に陥った。
「ジャニオタ」と「ケーポペン」の違い
ジャニオタ」がジャニーズ事務所所属タレントのファンであるのに対し「ケーポペン」はK-POPという広いジャンルのファンです。
独自ルールや情報網などつながりが強い「ジャニオタ」に対し「ケーポペン」同士の交流は盛んではありません。
まとめ
「ジャニオタ」と「ケーポペン」はそれぞれジャニーズとK-POPのファンを意味します。
ネットでこの言葉を見かけたら熱心なファンのことだなと理解して読み進めてください。