「見栄え」と「体裁」の違いとは?分かりやすく解釈

「見栄え」と「体裁」の違い二語の違い

この記事では、「見栄え」「体裁」の違いを分かりやすく説明していきます。

「見栄え」とは?

「見栄え」「みばえ」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「見た感じが良いこと」という意味で、ぱっと見て目を引いたり、他よりも優れていると思うことを言います。

2つ目は「元より更に立派に見えること」という意味で、本来持っている良さによりも、一層良く見えることを言います。

上記に共通するのは「外観が豪華に見える」という意味です。

「栄え」「見た目が立派なこと」「照り輝いていること」という意味です。

「見栄え」の使い方

「見栄え」「見た感じが良いこと」「元より更によく見えること」という意味で使われます。

名詞として動詞を伴って「見栄えがする・しない」「見栄えが良い・悪い」と使われたり、副詞として「見栄えがして」と使われたりします。

基本的に、外観が他の物よりも優れていて目立つ時に使われる言葉です。

「体裁」とは?

「体裁」「ていさい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「外から見た感じや状態のこと」という意味で、見た目の様子のことを言います。

2つ目は「世間の人から自分がどう見られているかと思うこと」という意味で、他の人に対してこうあるべぎと思う自分の姿のことを言います。

3つ目は「その様な形式」という意味で、あるものの定型として決まっている状態のことを言います。

4つ目は「相手を良い気分にさせる様な言動のこと」という意味で、相手を喜ばせて自分を有利にする為のふるまいやお世辞のことを言います。

上記に共通するのは「外側の様子や姿かたち」という意味です。

「体裁」の使い方

「体裁」「外から見た感じや状態のこと」「世間の人から自分がどう見られているかと思うこと」「その様な形式」「相手を良い気分にさせる様な言動のこと」という意味で使われます。

名詞として「体裁が良い・悪い」「体裁を取り繕う・取り繕った」「体裁を整える・整えた」などと使われます。

基本的に、人に見せる為の、外側から見た様子や姿かたちを表す時に使われる言葉です。

「見栄え」と「体裁」の違い

「見栄え」「外観が他の物よりも優れていて目立つこと」という意味です。

「体裁」「人に見せる為の、外側から見た様子や姿かたち」という意味です。

「見栄え」の例文

・『庭先に木を植えたら見栄えが良くなった』
・『新調したドレスのお陰で見栄えがする』
・『食材を見栄え良く盛り付けるのもシェフの力量だ』
・『もう少し見栄えのする建物かと思っていた』

「体裁」の例文

・『あり合わせの食材ばかりだが、何とか体裁よく盛り付けた』
・『男一人でスィーツカフェに行くのは体裁が悪い』
・『あれではプレゼンとしての体裁をなしていない』
・『彼はその場しのぎでバレバレの体裁を言った』

まとめ

今回は「見栄え」「体裁」について紹介しました。

「見栄え」「外観が立派な様子」「体裁」「人に見せる外観」と覚えておきましょう。