「手前味噌」と「自画自賛」の違いとは?分かりやすく解釈

「手前味噌」と「自画自賛」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「手前味噌」「自画自賛」の違いを分かりやすく説明していきます。

「手前味噌」とは?

「手前味噌」とは?

「手前味噌」「てまえみそ」と読みます。

意味は「自分で自分の物や、自分で作った物をほめること」で、自分が持っている物や才能、研究の成果や作ったものなどを自慢することを言います。

「手前」「自分」という意味で、「手前味噌」「自分の味噌」を表します。

由来は、昔の人は味噌を自宅で作っていたことから来ています。

他の家の味噌よりも、自分で作った味噌や、自分の家庭の味噌が一番おいしいと人に自慢することとして使われる様になりました。

「手前味噌」の使い方

「手前味噌」「自分で自分の物や、自分で作った物をほめること」という意味で使われます。

「手前味噌ですが」「手前味噌ながら」と前置きとして使われることもあり、この場合は「自慢話で恐縮ですが」という意味を含んでいます。

基本的に、自分の物や、自分で作った物などに対して、謙遜しながらさりげなく自慢する時に使われる言葉です。

「自画自賛」とは?

「自画自賛」とは?

「自画自賛」「じがじさん」と読みます。

意味は「自分のした行いを、自分でほめること」で、自分がしたことに対して満足して他人に自慢することを言います。

「賛」は自分の絵に、詩や文章を他人に書き込んでもらうことを表します。

由来は、昔の東洋画で、自分の描いた絵画に自分で詩や文章を書き込んだ人がいたことから来ています。

自分で満足して「賛」を入れて人に見せることから使われる様になりました。

「自画自賛」の使い方

「自画自賛」「自分のした行いを、自分でほめること」という意味で使われます。

「自画自賛する・した」と使われることが多くなります。

基本的に、自分のしたことを他人に堂々と自慢する時に使われる言葉です。

「手前味噌」と「自画自賛」の違い

「手前味噌」と「自画自賛」の違い

「手前味噌」「自分の物や、自分で作った物などに対して、謙遜しながらさりげなく自慢すること」という意味です。

「自画自賛」「自分のしたことを他人に堂々と自慢すること」という意味です。

「手前味噌」の例文

「手前味噌」の例文

・『手前味噌ですが、かなり美味しく仕上がったと思います』
・『手前味噌ですが、我が社の製品は全てお客様にご満足頂けるものと存じております』
・『彼は自分のアイデアについてひたすら手前味噌を並べた』
・『手前味噌ながら、こちらは海外でも高い評価を得ている商品です』

「自画自賛」の例文

「自画自賛」の例文

・『彼は自分のバンドについて自画自賛しっぱなしだ』
・『自画自賛ばかりする政治家にイラッとした』
・『偉い人程自画自賛する傾向があるのはなぜだろう』
・『就活の面接ではある程度ハッタリとして自画自賛した方がいいよ』

まとめ

まとめ

今回は「手前味噌」「自画自賛」について紹介しました。

「手前味噌」「謙遜しながらさりげなく自慢すること」「自画自賛」「堂々と自慢すること」と覚えておきましょう。