「秘密」と「機密」の違いとは?分かりやすく解釈

「秘密」と「機密」の違い言葉・カタカナ語・言語

「秘密」「機密」の言葉の意味と違いをご存知でしょうか。

ここでは、それぞれの言葉の意味と、違いを丁寧に説明しています。

では一緒に見ていきましょう。

「秘密」とは?

「秘密」とは?

「秘密」とは何かを隠して人に知らせないこと、公表しないこと、人に知られないようにこっそりする物事といった意味で使う言葉です。

「秘密」は仕事上のことから、個人的な隠し事まで幅広く使えます。

「会議の内容は、上層部だけの秘密となっている」「私の長年の秘密を打ち明けます」「あの家の者たちは、基本的に秘密主義だ」「秘密はいつかはばれるもの」などと使います。

「機密」とは?

「機密」とは?

「機密」とは、とても重要な隠し事という意味になりますが、主に政治的、軍事的なことについて使う言葉となります。

「機密情報」「機密文書がなぜ外部に出たのか」「国家の機密は、一般人は知る由もない」などと使います。

「秘密」と「機密」の違い!

「秘密」と「機密」の違い!

「秘密」「機密」はどちらも、隠して人に知られないようにしている物事という点では同じ意味になります。

「秘密」という言葉は仕事から個人的なことまで広く使えるのに対して「機密」という言葉は政治上、軍事上の事柄について使う言葉です。

ですから個人的な隠し事に対して「あなたの機密を知っている」「私の機密が親にばれた」などとは使わないのです。

一方で「機密」という言葉は「秘密」を当てることもできます。

「国家の秘密文書」「この件は軍事上の秘密なので絶対に漏らしてはならない」というように「機密」「秘密」にしても意味はおかしくはありません。

しかし「秘密」「機密」にしますと少々大袈裟と言いますか意味合いがおかしくなることが多いのです。

「恋人同士の秘密」「恋人同士の機密」とすることはありません。

これが大きな違いであると覚えておくといいでしょう。

まとめ

まとめ

いかがでしたか。

「秘密」「機密」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。

違いを正しく理解して使い分けてください。