「トワイライト」と「マジックアワー」の違いとは?分かりやすく解釈

「トワイライト」と「マジックアワー」の違いとは?言葉・カタカナ語・言語

「トワイライト」「マジックアワー」、このふたつの言葉はどちらも空の状態などをあらわす言葉です。

ですが、日常的に使うことが少ない言葉なので、意味を知っている方はあまりいないのではないでしょうか。

それでは、この記事では「トワイライト」「マジックアワー」の違いについてわかりやすく説明していきたいと思います。

「トワイライト」の意味とは?

「トワイライト」の意味とは?

「トワイライト」とは、日の出前や日没直後の薄明をあらわす言葉です。

また、薄明かりやぼんやりとした明るさのことを言います。

「トワイライト」はとくに空のようすをあらわすときに使われる言葉で、薄暮時全般のことを指すことが多いようです。

また、写真撮影業界の方のあいだで使われることが多い言葉ですが、何かの作品のタイトルや曲の歌詞の一節に含まれていることも多い言葉ですので、なんとなくのニュアンスを知っているという方は多いと思います。

「マジックアワー」の意味とは?

「マジックアワー」の意味とは?

「マジックアワー」とは、日の出後と日没前の数十分間ほどのみ見ることができる、薄明の時間帯をあらわす写真撮影用語です。

光源となっている太陽からの光線が日中のあいだよりも赤いために、空が淡い状態となり、色相が暖かみを帯びてソフトに、金色に輝いて見えるような状態のことをいいます。

別名、「マジックタイム」とも呼ぶようです。

一般的には、日没30分前後といわれているようですが、場所やそのときの天気や気象状況によって、多少ずれることがあります。

また、「マジックアワー」にはいくつかの種類があり、空の色が藍色が強い場合は「ブルーアワー」「ブルーモーメント」といい、太陽が水平線に沈む直線の夕日があたりを金色に染めるような光景を「ゴールデンアワー」と呼びます。

「トワイライト」と「マジックアワー」の違いについて

「トワイライト」と「マジックアワー」の違いについて

「トワイライト」「マジックアワー」の違いは、写真撮影用語であるということもあって、少しむずかしい言葉です。

では、どのような点が違っているのか、詳しく解説していきたいと思います。

まず、「トワイライト」は、薄暮時全般のことを指します。

空の色というよりは、だいたいの時間であったり、空がぼんやりと薄暗い状態であることをあらわしています。

対する「マジックアワー」は、日没の30分前後のことで、その中でも「ブルーアワー」「ゴールデンアワー」など空の色によって細かく分類されることもあります。

つまり、「トワイライト」はどちらかというと薄暮時全般を、「マジックアワー」は日没の前後の狭い時間帯をあらわす言葉という点が違っています。

また、「マジックアワー」はその名の通り「魔法のように美しい空」をあらわす言葉なので、天気などはあまり関係なく単に薄暗い状態であることを指す「トワイライト」よりも、きれいな空をあらわしていることが分かります。

「トワイライト」を使った例文を紹介

「トワイライト」を使った例文を紹介

・『高校生の頃に帰宅するときに乗っていたのと同じ駅から、同じ時刻で電車に乗った。トワイライトを背に、がらんとした電車で終点までうとうとしていたことを思い出し、懐かしくなった。』

「マジックアワー」を使った例文を紹介

「マジックアワー」を使った例文を紹介

・『遠くの海にたどりついたとき、もう既に陽は沈んでしまっていた。だが、日没前よりもずっときれいな、まるで魔法がかかったように美しいマジックアワーの空が、今まで見たどんな空よりもきれいだった。』

まとめ

まとめ

「トワイライト」は薄暗い状態全般を、「マジックアワー」は極めて短い時間の美しい空をあらわしている言葉でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。