この記事では、「事績」と「実績」の違いを分かりやすく説明していきます。
「事績」とは?
「事績」は対象となる人物の過去の偉業のことで、実際には営業や研究機関などの従業員となる場合、まったく必要とされない要素です。
では、何故「事績」は、就職などで必要とされないかは、過去の偉業であり、その偉業が周囲が理解して知っている場合、それ以上の物を得られないが故、「事績」入ってしまえば、即戦力となり得る、「実績」に劣ります。
「実績」とは?
「実績」は、対象となる物の事実上の成績のことでいわば、戦力となり得るかどうかの判断基準です。
つまり、会社を立て直してほしい人物を探す場合、過去の「実績」から会社を立て直すだけの能力がある人物を雇入れて会社を立て直しを量りますが、これを可能としているのが、「実績」が事実上の成績であるが故です。
ただ、「実績」には欠点もあり、実際の成績と異なる成績を実績だというケースもあり、その場合、成績を盛ったうえで「実績だ」と述べる者もいます。
「事績」と「実績」の違い
「事績」と「実績」の違いは、成績が異なり、「事績」は過去の偉業で、偉業が知れ渡り理解されている、もしくは理解してはいないが偉業の恩恵を受けている場合、実は、「事績」は全く就職などにおいては必要とされません。
逆に「実績」は過去から今に至る成績で、事実上の能力を指すため、就職においては個人の能力として評価されます。
その為両者の違いは個人の能力として評価対象に当たるか当たらないかという違いもあります。
「事績」の例文
・『私の事績は先人の事績に劣る』
この例は、自分は偉業を残したが、先人の偉業と比べると劣っているという例です。
つまり、偉業を達成した人物は過去の偉人と自分を比較した場合、劣っていると認識をしているのがこの例になります。
「実績」の例文
・『私の過去の実績が評価され、会社の立て直しを図るアドバイザーとして雇用された』
この例は、会社の立て直しを図る企業から過去の成績を見て優秀であるという理由で採用されたという例です。
「実績」は過去から今現在における成績であるため、企業側は雇用においては成績を知ることができるため、この成績を見て雇用を立て直しを図る企業は選んだという例になります。
まとめ
「事績」と「実績」の違いは、偉業であるか、成績であるかです。
実は、偉業は成績として換算した場合、成績にならないことが多く、その理由は偉業はあくまで理論で終わったり方式などを考えることであるため、周囲がそれを知ったとたんにだんだんと当たり前では?という認識に置き換わります。
逆に、「実績」の成績は、個人の能力であるということから会社の立て直しやシステムの組み立てなどのいたるところで活用される個人の成績表として機能するのです。
その為、偉業を多く持つ人物でも解雇され、過去の偉業をちらつかせて雇用を望んでも就業できないのは、偉業を「実績」とみておらず、不必要な能力ではないか?という認識が企業にあるためです。
実際、過去の偉業で人工知能のシステムや新しいコンピューター言語を作り上げた人物が再就職に至らなかったというケースも多く、その理由は偉業=成績とみていないが故です。