「気」を表す言葉として、「生気」と「精気」があります。
どちらも、「せいき」と読みますが、その言葉の違いを改めて見ていくことにしましょう。
この記事では、「生気」と「精気」の違いを分かりやすく説明していきます。
「生気」とは?
「生気」とは、生き生きとした「気力」、または、「活気」や、その様子のことです。
活気がなく、生き生きとしていない様子を「生気がない」と言い、逆に、エネルギッシュで活発な感じを「生気に溢れる」などと言ったりします。
「精気」とは?
「精気」とは、万物を生み出す根源となる「気」のことです。
または、「精力」のことで、人が活動する心身の力のことを言います。
例文としては、「万物の精気」、「精気に満ちている」などと使われます。
「生気」と「精気」の違い
「生気」と「精気」の違いを、分かりやすく解説します。
「生気」は、「気力」や「活力」のことで、動植物と呼ばれる生きものにある力のことです。
一方、「精気」は天地万物を生み出す元となる「気」を言います。
「生気」は、生きものが生きているということを表す言葉のようです。
それに比べ、「精気」では、生きもの以外にも使われている点が違います。
まとめ
「生気」と「精気」の文字を見てみると、両方「気」と言う言葉が共通しています。
しかし、「生」と「精」は異なっています。
そこで、「生」と「精」のそれぞれの意味を見てみましょう。
「生気」の「生」は、生きていることや生命と言う意味です。
そして、「精気」の「精」は、精霊や精力、または純粋なものと言う意味があります。
森の精霊や水の精霊などと言いますし、魂や霊魂なども「精」に含まれます。
どちらも目に見えないものですが、「気」で感じることができます。
ですが、「気」の感じ方は人それぞれで、感じやすい人とそうでない人がいるようです。
いずれにしても、「生気」と「精気」は、とても重要なものです。
「気」はエネルギーの元となるものなので、「気力」がないということは、エネルギーも十分ではなく、不足していることになります。
まずは「気力」を回復させることで、エネルギーも増えていきます。
「気」の流れを整える方法はいろいろあります。
呼吸法や気功、ヨガや座禅、マインドフルネスなどがあります。
それ以外でも、体を温める、リラックスするなどを意識して行うことで、「気」の流れが良くなる効果を期待できます。
「気」の流れが良くなるということは、「生気」や「精気」にも繋がることです。
「元気」がないとは元の「気」がない、つまり「気」が不足している状態です。
無理に何かをやろうとしても「気力」を戻すことはできません。
まずは何もせずに、ゆっくり休むことが必要です。
休むことで、徐々に「気力」が回復してきます。
すると、やりたいことやできることも出てくるようになるでしょう。
「気力」を戻し、エネルギーが増えた状態になると、良い解決策や新たな発見、または、その状態で行動することで、より良い結果に繋がる何かが見えてくるかもしれません。
