コンサートの種類には、色々な演目があります。
この記事では、「独唱」と「独奏」の違いを分かりやすく説明していきます。
気になる言葉を調べて、お気に入りの演奏スタイルを見つけていきましょう。
「独唱」とは?
独唱(どくしょう)とは、1人の歌手が歌うこと。
スタジアムやコンサート会場で、ひとつの歌をひとりの歌手が担当することです。
グループ活動をしているアーティストが、グループを離れてソロで歌うスタイルを「独唱」と呼ぶこともあります。
独唱は「独りで唱える」と書きます。
「唱」には「歌う」という意味があるため、1人のリサイタルは「独唱」。
大勢のコンサートは「合唱」になります。
何人の人が歌っているかによって、独唱と合唱を使い分けています。
独唱と聞いて思い浮かべるのが、スポーツの試合前におこなわれる「国歌の独唱」です。
広いスタジアムに響きわたる歌手の歌声はのびやかで、とても清らかです。
ライブとはひと味違う、感動的な歌声に出会えます。
「独奏」とは?
独奏(どくそう)とは、1人の奏者が自分のパートを演奏すること。
オーケストラの演奏をバックに、単独でひとつの楽器を演奏することです。
このように単独で演奏する奏者を「ソリスト」と呼んでいます。
またギターやオカリナなど、ひとつの楽器を携えて全国ツアーを1人でおこなうことも「独奏」といいます。
独奏は「独りで奏でる」と書きます。
「奏でる」とは、音の出る楽器を用いて、ひとつの作品を作り上げること。
楽器はフルートやトロンボーン、ヴァイオリンやヴィオラなど色々な種類があります。
オーケストラ時に独奏ができるのは「コンマス」とよばれる、コンサートマスターのような優れた奏者のみです。
コンマスにはお客さんの心を惹きつける、優れた表現力が出せることも求められます。
そのため独奏ができるスペシャリストは世界の奏者の中でも、ほんの一握りです。
「独唱」と「独奏」の違い
どちらもライブやリサイタルに関する言葉です。
「独唱」と「独奏」の違いを、分かりやすく解説します。
・楽器があるか、ないかの違い 「独唱」と「独奏」はどちらも「単独で歌うこと・単独で演奏すること」という意味があります。
シングルで歌ったり、シングルで楽器を奏でたり、ひとりで音楽と向き合う作業が独唱や独奏です。
そして「独唱」と「独奏」の違いですが、楽器があるのか、ないのかの違いが挙げられます。
メロディのみ、歌のみの場合は「独唱」。
バックミュージックは、生バンドやあらかじめ用意されたBGMが流されます。
そして楽器のみ、楽器と簡単な歌がつく場合は「独奏」です。
主役が楽器を演奏しないのか、するのかによって名前が変わります。
歌のみは独唱。
楽器ありは独奏です。
まとめ
「独唱」と「独奏」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらもライブやコンサートのチケットを購入するとき、よく目にする言葉です。
独唱とは1人の歌手が、ソロで歌うこと。
そして独奏とは、1人の演奏家が単独で楽器の演奏をおこなうこと。
音楽家がソロでライブツアーをおこなうときも独奏といいます。
音のある暮らしを、豊かに味わっていきましょう。