この記事では、「遊戯」と「遊技」の違いを分かりやすく説明していきます。
似た印象のある2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「遊戯」とは?
「遊戯」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「遊戯」は「ゆうぎ」と読みます。
「遊戯」には「遊び戯れること」という意味があります。
例えば、街にはパチンコやギャンブルを楽しむパチンコ店や公営ギャンブル場などがありますが、そのような娯楽施設を「遊戯場」と呼ぶことがあります。
「週末になると遊戯場に行くのが楽しみ」「大人の遊戯は、お金をかけて楽しむ」などという文章を作ることができます。
次に「遊戯」には「幼稚園や小学校などで、運動や社会性の習得を目指して行われる、集団的な踊り、遊び」という意味があります。
子供が成長するための訓練のためのダンスやレクリエーションと言い換えることもできるのではないでしょうか。
例えば、幼稚園の園児たちが、音楽に合わせて踊ることを「お遊戯をする」などと言います。
「お遊戯が楽しい」「お遊戯の時間が憂鬱」と感じる人がいるでしょう。
「遊技」と似ているのは、前者の「遊び戯れること」の意味となります。
「遊技」とは?
「遊技」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「遊技」は「ゆうぎ」と読みます。
「遊技」は「遊びとして行う技」という意味があります。
また「娯楽として行う、ボーリングやビリヤードなどの勝負事」という意味があります。
例えば、「ボーリングとビリヤードの両方が楽しめるレクリエーション施設」のことを「遊技場」と呼ぶことがあります。
また、公園などでグラウンドゴルフが開かれている様子を「毎朝、グラウンドゴルフのような遊技が、公園で行われている」という文章にすることができます。
また、温泉旅館に行くと、普段はまるでしない卓球などに興じる人が多いと思います。
この様子を、「温泉に行くと、卓球などの遊戯に興じたくなる」などと言うことができます。
「遊戯」と「遊技」の違い
「遊戯」と「遊技」の違いを、分かりやすく解説します。
「遊戯」には「遊び戯れること」という意味があります。
一方で「遊技」は「遊びとして行う技」という意味があります。
どちらも、「遊ぶこと」を意味しますが、「遊戯」のほうが、より「遊び」の間隔が強く、「遊技」の方が、「スポーツ感覚」の意味合いが強いという区別ができそうです。
「遊戯場」にある公営ギャンブルは、予想こそしますが、技を駆使するような場面はありません。
しかし「遊技場」にある卓球やビリヤードは、技を駆使して楽しむ傾向があります。
このように、「遊戯」と「遊技」は、大きな意味の違いがありませんが、スポーツ感覚なのが「遊技」という、違いがあると考えることができるでしょう。
まとめ
「遊戯」と「遊技」の違いについて見てきました。
2つの言葉の意味とニュアンスの差を知り、使いわけられるようにしておきましょう。