「予告」と「告知」の違いとは?分かりやすく解釈

「予告」と「告知」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「予告」【よこく】と「告知」【こくち】の意味や例文、違いを分かりやすく説明していきます。

「予告」とは?

「予告」とは?

作品が完成した後、これから世の中に知らせることを「予告」と言います。

何月何日から映画館で上映されるとか、何曜日の何時から放送するなど具体的に日にちを知らせるだけではなく、作品の内容についても簡潔に動画やテレビcm用にまとめて分かりやすく伝えるわけです。

最近は年代を狙った時間帯やサイトを狙い、オンラインcmで「予告」を流し、より多くの人に知らせる方法をとっています。

映画館では映画が始まる前に別の作品の「予告」して、観ている人の気持ちをくすぐり、好奇心を掴むのが目的です。

前もって伝えておき、興味を持ってもらうことで上映される日は多くの人を集めて観てもらい、興行収入を増やすことに努力します。

「告知」とは?

「告知」とは?

すでに放送されているドラマや、上映している映画に興味を持ってもらえるよう伝えるのが「告知」と言います。

まだ作品が放送していることを知らない人に向けて「見てください」と伝えて、実際に観てもらえるよう促して楽しんでもらうことが目的です。

「告知」するのはドラマに出演している俳優や監督などであり、作品の見所を語ってもらったり、撮影秘話を語ってもらうなどして、より人々の好奇心をくすぐります。

「告知」の仕方はテレビ番組やオンライン広告など幅広く行われており、朝のニュース番組でも取り上げられています。

「予告」と「告知」の違い

「予告」と「告知」の違い

「予告」「告知」の違いを、分かりやすく解説します。

前もって出来上がった作品を宣伝するのが「予告」と言い、多くの人に楽しんでもらえるよう内容を伝えて興味を持ってもらうのが目的です。

まだ上映していない映画や、これから始まるドラマ、コンサートなどを宣伝します。

一方の「告知」は、すでに放送されている作品を少しでも多くの人に知ってもらえるよう伝えるのが目的という違いがあります。

「予告」の例文

「予告」の例文

・『韓国ドラマのDVDには様々な作品の予告が分かりやすく入っている』
いまや、多くの人が視聴する韓国ドラマですが、複数の作品の「予告」がいくつも入っており、好奇心をくすぐります。

・『テレビ局では、次回の放送内容を予告動画で事前に楽しめるよう工夫している』
テレビ東京では、番組の予告をスマートフォンで気軽に楽しめるよう工夫する努力を惜しみません。

「告知」の例文

「告知」の例文

・『告知は普段見せない俳優の裏の顔が楽しめるところが面白い』
俳優が番組に出演して「告知」するとき、普段では見れない笑顔や面白い顔を見せるところが楽しいと視聴者をくすぐります。

・『役所が市民にイベント告知することがある』
花火大会やイベントがあることを役所の"HP”(ホームページ)で「告知」して、多くの市民に来てもらえるよう伝えるときもあります。

まとめ

まとめ

どちらも作品のいいところを宣伝して、1人でも多くの人に楽しんでもらいたいと思うとき、作品の良いところを伝えて興味を持ってもらおうと考えるときに使うのが「予告」であり、作品が世の中に出る前に伝える手段ですが、「告知」はすでに世の中に出た作品を宣伝して、魅力を伝えるという違いがあると覚えておくといいでしょう。