「合わせる」と「併せる」の違い

「合わせる」と「併せる」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「合わせる」「併せる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「合わせる」とは?

「合わせる」とは?

「合わせる」は、2つ以上存在するものを引っ付けることでいわばまとめることです。

その上で、「合わせる」は、2つ以上存在するものを混ぜ合わせた結果一つにすることではありません。

混ぜて一つにした場合、2つ以上ある者は消滅してしまい、一つとなるため、一つとする場合、「併せる」という表現になります。

なお、「合わせる」は、調和という意味もあり、他とその物があっているかどうかという調和を示す言葉でもあります。

「併せる」とは?

「併せる」とは?

「併せる」は、2つ以上ある者を混ぜ合わせた結果、一つとすることでまとめるというよりかは融合です。

融合した結果、一つの物へと変わるのが、「併せる」で分離してまた2つに分かれる場合、「併せる」とは言わず、「合わせる」と呼びます。

その為、合体物のロボットは、「合わせる」が正しい言葉で、2つ以上あるロボット同士が合わさる結果が合体となります。

「合わせる」と「併せる」の違い

「合わせる」と「併せる」の違い

「合わせる」「併せる」の違いは、2つ以上の物が引っ付く過程で、混ぜ合さり分離できなくなるか、分離が自由であるかです。

「合わせる」はいわば、合体のことで一時的にそうなることであるため、分離が自由です。

逆に、「併せる」は融合になるため、分離ができず別の物に置き換わります。

「合わせる」の例文

「合わせる」の例文

・『手を合わせる』
この例は、手を一時的に引っ付けることで手自体は、自由に分離が可能です。

これを分離できないように仕向ける場合、「併せる」になり、この表現はホラーな表現になります。

「併せる」の例文

「併せる」の例文

・『緑の絵具と青の絵の具を併せる』
この例は、緑と青の絵具を混ぜ合わせて一つにすることです。

「併せる」は、2つ以上ある者を混ぜ合わせた結果になるため、分離はできません。

その為、絵の具の場合、混ぜた結果元に戻すことができない状態を指します。

なお、「絵の具を合わせる」については、絵の具の色が風景の色とあっているかどうかを指す言葉になり、これは調和を意味します。

まとめ

まとめ

「合わせる」「併せる」の違いは、融合を示すか、一時的に引っ付けるかどうかです。

融合は分離ができないが故、一度引っ付いたものは元に戻りません。

ですが、アニメやゲームでは、融合した「併せる」という状態から元に戻ることができるが故、「併せる」は、実は元に戻ることができる融合であるという風にも言われています。

ただ、原則としては、融合した二つの物は絵の具の場合元に戻らないが故、あくまでアニメや漫画などで「併せる」は元の形状に戻ることができるというだけで実際の「併せる」は絶対に混じりあった2つ以上の物は元に戻らないです。

ですので、「合わせる」は、一時的な合体で、手を合わせるも一時的なアクションであるとし、「併せる」は絵の具のように2つを融合した結果元に戻らないことを指します。